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#30 そば焼酎について

今回の問題

そば焼酎について述べよ。

自分の回答

200字回答

そば焼酎はそばの実を主原料とした焼酎で、1973年に宮崎県高千穂地方で開発された、比較的新しい焼酎である。麹には主に米や麦が使われることが多いが、そばを用いたそば100%のそば焼酎も造られている。そばの実は殻を除いて粒状の挽き割りにし、蒸して用いる。そばの香りを活かしつつ、飲みやすい酒質にするため、減圧蒸留されることが多い。ロックや水割りなど、冷やして飲むとよい。(183字)

回答の要素

概要
そばの実を主原料とした焼酎。
1973年に宮崎県高千穂地方で開発された、比較的新しい焼酎。
麹は米や麦が多いが、そばを用いたものもある。
そばの実は殻を除いて粒状の挽き割りにし、蒸して用いる。
蕎麦の香りを活かしつつ、飲みやすい酒質にするため、減圧蒸留されることが多い。
ロックや水割りなど、冷やして飲むとよい。

回答の構成

・そばの実の焼酎
・1973年宮崎県高千穂地方で開発
・麹は米や麦、そば100%も
・実から殻を除き、粒状の挽き割りにして蒸す
・減圧蒸留
・ロックや水割り

回答の補足

そば焼酎を日本で初めて開発したのは、宮崎県の雲海酒造。当時の焼酎は雑穀を用いた常圧蒸留の焼酎が主流であったため、「焼酎は臭い、クセが強い」という印象が強かった。そこで、ほのかな香りやまろやかな深みを持つ焼酎を作れないかと、高千穂地方の五ヶ瀬町の特産品であったそばに注目したという。

そば焼酎は主に高千穂地方で造られているが、長野県、北海道などでも造られている。特に北海道の新得町で造られていた「サホロ」の話が興味深い。

関連
#52 焼酎の減圧蒸留と常圧蒸留の違いについて

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先人たちの回答

そば焼酎はそばの実を主原料とした焼酎で、1973年に宮崎県高千穂地方で開発された。麹は米や麦が使われることが多いが、そばを用いたそば100%のそば焼酎も造られている。そばの実は殻を除いて粒状の挽き割りにし、蒸して用いる。蕎麦の香りを活かしつつ、飲みやすい酒質にするため、減圧蒸留されることが多い。

えすにっくさん
https://ethnicsake.blog.fc2.com/blog-entry-165.html

参考文献

J.S.A SAKE DIPLOMA 教本(Third Edition)p. 228
国税庁, 「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り」調査報告, 2021年12月, 閲覧2023年10月4日
たのしいお酒.jp, 北海道の焼酎【サホロ】幻のそば焼酎の系譜を汲む銘柄を探して, 2019年3月20日, 閲覧2023年10月4日

※ 引用時に出典URLを明記したものは省きました。
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