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新型コロナウイルスのお陰で今年のインフルエンザの死者数が1/5になっている、新型コロナを予防するBCGとガンの延命薬「丸山ワクチン」、結核菌成分の自然免疫向上効果

新型コロナウイルスのお陰で、今年のインフルエンザの死者数が1/5になっていて、全体の死者数も低いという日本の現実

インフルエンザ

コロナ

インフル2020


 結論としては、新型コロナウイルスやインフルエンザも含め、今年の冬の風邪の死者数は非常に少ないという現実があります。

 今年はインフルエンザも例年の1/5ぐらいで、外れ年らしくて、毎年、3000人が亡くなると思ってたんですが。
 これも統計データの取り方とか、インフルエンザ→肺炎で亡くなるケースを拡大死亡率として解釈すると、近年では一万人ぐらい亡くなってると言われています。
 肺炎関連死が10万人規模でいるらしいので、インフルエンザなのか、肺炎なのか解釈は難しいですね。
 外れ年だと、死者数が100人ぐらいに落ちる年も意外と多い。

 今年の日本は外れ年で、まあ、その死亡者が肺炎で解釈されているのかもしれませんが、とりあえず、統計数字上は当たり年で一万人→今年は外れ年で新型コロナ57人+インフルエンザ2600人程度(三月時点で)という結果になってます。
 日本人は新型コロナウイルスに感謝しないといけない事態になってます。
 どういうこと?
 これはひょっとすると、新型コロナウイルス対策の徹底が、インフルエンザ対策になっていたということかもしれません。

 ただこの数字は統計の解釈次第で、毎年、変わってしまうのですが、近年、統計の解釈があまり変化していないと仮定すると、新型コロナウイルスやインフルエンザも含め、今年の冬の風邪の死者数は非常に少ないという結論になります。
 新型コロナ57人の死者数が少な過ぎるにしても、インフルエンザの方が脅威ではありますね。
 武田先生の見解では新型コロナとインフルエンザの競合関係が全体の死亡数を抑えているとのことです。


BCGによる新型コロナウイルスの防御効果/ドクターシミズのひとりごと


BCGワクチンが新型コロナウイルスから日本人を守っている?/ドクターシミズのひとりごと
http://promea2014.com/blog/?p=11929

やっぱりBCGワクチンが新型コロナウイルスの重症化を妨げているかもしれない/ドクターシミズのひとりごと
http://promea2014.com/blog/?p=11960

BCGワクチン接種と新型コロナウイルス死亡率(2020.4.2追記、訂正)/ドクターシミズのひとりごと
http://promea2014.com/blog/?p=12006

日本もアメリカも新型コロナウイルスの第2波か?/ドクターシミズのひとりごと
http://promea2014.com/blog/?p=12110



 ドクターシミズのひとりごとでもBCGの新型コロナウイルスの防御効果について言及されていて、論文データなどから、武田先生の話と一致しています。

 あと、それと、米国の新型コロナウイルスが第二波であり、日本も第二波であるという興味深いデータもあります。
 これはインフルエンザと新型コロナウイルスが競合して、新型コロナウイルスによってインフルエンザが減ってる時期があり、そのことから新型コロナウイルスの第一波の時期が分かるようです。

 日本の場合は、2019年11月初旬から2020年1月23日まで愛知と北海道に広まり、12月23日から東京、神奈川、埼玉、広島、2020年1月20日から福岡と新潟、1月27日から京都、静岡、茨城、2月2日から和歌山と広がって行ったと思われます。 
 なんですが、完全にそれだけでは説明できない矛盾があるようです。

 新型コロナウイルスが、昨年11月頃から日本では蔓延したために、日本では死亡率が第二波が来ても少ないのではないかとも思われます。

 米国の場合は、2019年の10月~11月がインフルエンザ陽性者が0%に近いので、この辺りから新型コロナウイルスが来ていた可能性が高いです。
 米国起源説ももう少し遡れば証明できるかもしれません。


京都産業大学の学生経由のヨーロッパからの新型コロナウイルスの第二波が、僕の地元に直撃してる件(泣)
 

 今までの日本の新型コロナウイルスの蔓延は、比較的軽症のS型だったのですが、京都産業大学の学生が3月2日から13日までフランス、イギリス、スペインに卒業旅行して、男子学生四人のうち三人が感染した。
 
 その後、3月21日のゼミの卒業祝賀会(送別会)、22日にカラオケ店や居酒屋のサークル懇親会、和歌山県主催のセミナーなどで感染が広がり、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、滋賀県、石川県、富山県、岡山県、愛媛県、香川県、徳島県の計11府県にまで拡大しています。

 それで、僕の地元岡山県T市の京都産業大学の学生が3/30日帰省してきて、この二十代の男子学生がフットサルに参加して(駅前フットサル場らしい)30人と接触し検査してるみたいです。

 家族は陰性らしいのですが、別件ですが、地元の競輪選手が新型コロナウイルス陽性の父親と接触しています。

 競輪場もフットサル場もU駅前に付近に集中していて、京都産業大学の学生の家や行ったと言われてるスーパーなども僕の家の周辺二キロ圏内にぐらいにあり、ヨーロッパからの新型コロナウイルスの第二波の直撃をいつのまにか受けていました(泣)

 そういえば、最近、また喉が痛くなってて、今度は強毒型のL型なので、特に対策はないのですが、睡眠不足に気をつけ(BIGOLIVE配信中に自動的に寝落ちする)、熱いお風呂に入り、納豆、食品添加物のない漬物、味噌、海藻類などで防御するしかないかなと思います。
 少年革命家ゆたぼんの動画で笑わせてもらっていますし、BIGOLIVE配信のコスプレ配信で、アイドル婦警さんに逮捕して下さいと冗談を言って楽しんでもいます。
 免疫が上がってるでしょう(爆)
 ちなみに、BCGは子供の頃、打ったたきりです。
 インフルエンザワクチンとか、他の毒入りワクチンは打ったことがないので、免疫低下はないので大丈夫かと思います。
 ほとんどのワクチンは予防効果はないし、毒しか入ってません。
 認知症、自閉症、アレルギー全般の原因になるだけです。





新型コロナウイルスを予防するBCGとガンの延命薬「丸山ワクチン」、結核菌成分の自然免疫向上効果

 BCG(結核予防ワクチン)によって新型コロナウイルスを予防できてる国があるという説に関連する話です。
 日本は何故か律儀にBCG打っているんですが、欧米は結核菌は制圧したと思ってBCGは打ってない国が多くて、先進国の新型コロナウイルスの死亡率が上がっているようです。

 結核菌といえばガンの延命薬「丸山ワクチン」なんですが、結核菌患者にがん患者がいない不思議に注目して作られた薬ですね。
 この薬は厚労省は未だに認可していません。
 でも、治験薬みたいな扱いで、今でも使われています。


 その理由は東大の医学界の権威の某教授が妨害したという説が有力ですが、ガンの延命薬として効果があるので、とりあえず使えるようにしようということになって、治験薬みたいな扱いで使われています。
 当時、ガンの治療薬の二種類の薬が認可されて、それがバンバン売れて、結局、厚労省に効果なしと認定されて消滅しているのに、実に不思議なワクチンです。約42万人に投与されています。

 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の笑い男事件が、この丸山ワクチンの事件をベースに作られているんですが、結局、延命効果があるので、使いたいが、認可できない謎の事情があって、治験薬みたいな扱いで使えますというストーリーになっています。

 このことについて、僕も以前は厚労省を批判していましたが、おそらく、ロスチャイルドの抗がん剤利権(抗がん剤は全く効果無し)と抵触するので、何とか使えるようにした日本人の知恵かもしれないという推論に至っています。

 あと、STAP細胞が潰されたのは、ロスチャイルドの抗がん剤利権(抗がん剤は全く効果無し)と抵触するので、ガンが生まれるips細胞、オプシーボ(薬害のデパート)、子宮頸がんワクチン(打つと54%子宮頸がんが増えるという世界的なデータでてる)は人口削減計画にも沿ってるので、ノーベル賞が取れるという事情もあることが分かってます。
 これについて科学的データで批判はしてきましたが、ロスチャイルドの奴隷国家の日本では致し方ないと思うようになっています。
 ここは忖度しときましょうか。


 それはともかく、本題に入りますと、丸山ワクチンは結核菌の毒素を除いて、成分を抽出して作られています。
 近年の研究で、結核菌を包んでいる脂肪成分が、どうも自然免疫を上げる効果があることが分かってます。
 ミコール酸、リポアラビノマンナンという物質が樹状細胞を活性化して、自然免疫を上げる効果があるようです。

 おそらく、BCGワクチンが新型コロナウイルスを防ぐ秘密はこのあたりにあるという仮説が成り立ちます。
 さらにガン真菌説も見えてくるのですが、感染症とガンを防ぐ「丸山ワクチン」を治験薬として残した厚労省のファインプレーかもしれません。




LDLやHDLは免疫システムの一部であり、脂質、コレステロール悪玉論を改める必要があるかも


一般的な感染症、特にウイルス感染症は、冠動脈がアテローム性動脈硬化症になりやすい内膜肥厚と関連しているようです。

そう考えると、現代のアテローム性動脈硬化症が人間本来のメカニズムが誤作動しているのではないかと考えられます。つまり、人類のこれまでの進化では炎症はイコール感染に近いものだったと考えられ、それに基づいて体のメカニズムが出来上がっています。感染が起こると免疫が活性化し、その免疫システムの一部としてLDLやHDLなどのリポタンパク質が活躍し、抗炎症作用やマクロファージなどの活性化を促進して、その役割を終えたリポタンパク質を一時的に収容する場所が血管内腔に非常に近い、血管の内膜下なのではないでしょうか?感染での炎症が強いほど収容されるリポタンパク質は多くなります。だから現代でもともと動脈硬化が進んでいる高齢者や基礎疾患を持っている人はさらに動脈硬化が進み、危機的な状況なる場合があるでしょう。

LDLやHDLは免疫システムの一部である その1/ドクターシミズのひとりごと
http://promea2014.com/blog/?p=11842


人類は進化の過程で糖質過剰摂取を行うことは全くなく、想定していませんでした。糖質過剰摂取に対する防御機構は持っていない状態で現代の人類は存在しています。そして急にやってきた糖質過剰に対して人類の体のメカニズムは、糖質過剰摂取が炎症を起こすので、感染時と同様の対応をしていると考えられます。人体は感染の炎症も高血糖の炎症も区別がつきません。

そうすると、どうして糖質過剰症候群でアテローム性動脈硬化症が起こり、心血管疾患が多くなるかが理解できると思います。

脂質代謝はエネルギー的な側面と免疫的な側面を併せ持っていると考えられます。小さな危険なLDLも酸化LDLも実は感染に対する防御機構であって、病原体を除去する働きを担っているのではないかと思います。そして、血中から素早く病原体を除去し、一時的に血管の内膜に保存しておき、病原性が無くなった後にゆっくりと処理しているのではないかと思います。

しかし、現代では毎日頻回に高血糖になり、何度も感染しているような反応を起こしてしまいます。それが少しずつ積り積もって、アテローム性動脈硬化症が進行すると考えられるのです。

糖質制限は非常に有効だと思います。

LDLやHDLは免疫システムの一部である その2/ドクターシミズのひとりごと
http://promea2014.com/blog/?p=11878&
上の3つの図は重症化した感染者のケースのコレステロールの推移です。退院するまでの16日間、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロールは9日目まで持続的に低下しました。 その後退院した16日目まで徐々に回復しましたが、退院日にまだ低レベルのままでした。退院後14日目に元の値のレベルに戻りました。つまり、感染してからコレステロールがもとに戻るまで1か月もかかっているのです。

ウイルス感染により全身に炎症が起きると、それによりLDLやHDLなどのリポタンパク質は酸化され、その酸化したLDLやHDLは免疫の活性を促進し、その役割を果たしたリポタンパク質は受容体に取り込まれ、血管の内膜に蓄積するのではないかと思われます。それにより、リポタンパク質の中のコレステロールも同時に内膜へ移動し、血中のコレステロールが減少してしまうのかもしれません。

もしかしたら、もともとHDLが低い人や質の悪いHDLを多く持っている人は感染時に対応する余裕がなく、急速に悪くなるのかもしれません。代表例は糖尿病でしょう。

LDLやHDLは免疫システムの一部である その3 新型コロナウイルスの場合/ドクターシミズのひとりごと
http://promea2014.com/blog/?p=11945 



 脂肪のコレステロールが免疫システムの一部じゃないかという論文もあって、丸山ワクチンの脂質との関連が気になりますが、脂肪悪玉説は改める必要があるようです。
 コレステロールが免疫システムとして働いた後に、血管の皮下に格納されて動脈硬化の原因になるという説があり、感染症、糖質過剰などで炎症が起こると、動脈硬化が進むのでしょうかね。

 「コレステロール値が極端に高いと動脈硬化の原因になり、血栓ができやすくなる。つまり、脳梗塞などの病気を引き起こす要因になる」、「コレステロール値が極端に低いとガンや肺炎、脳卒中になる要因になる」などの可能性もあるという話があって、コレステロールのガン、肺炎、脳卒中予防効果があるみたいです。
 程々がいいみたいです。
 この話はあとでまた考えます。
 長くなったので、この辺りで終わります。



【コレステロールの働き】
 身体のなかには4種類の脂質(中性脂肪、コレステロール、リン脂質、遊離脂肪酸)が存在します。これらの脂質は、それぞれ身体を健康に保つ上で重要な役割があるため、すべてが有害というわけではなく、一定量は体内に維持する必要があります。 コレステロールは、細胞膜や身体の働きを微調整するホルモン、あるいは胆汁酸(脂肪を消化・吸収するもの)を形成するための物質として必要なものです。肝臓でつくられたコレステロールは血液(血管)によって全身に運ばれ、余分なコレステロ ールは血液で肝臓に戻ってきます。その際、HDL(善玉)コレステロールは血管の壁などにたまったコレステロールを取り除いて集め、もち帰ります。しかし、LDL(悪玉)コレステロールは、全身にコレステロールを運ぶだけで、使わないコレステロールを血管や末梢の組織に置いてきてしまいます。
【コレステロールが引き起こす病気】
 次に、コレステロールが引き起こす病気についてみてみましょう。
 現代人に多くみられる「脂質異常症」 は血液検査を行なって診断します。血液中のLDL(悪玉)コレステロール(多すぎる場合)、HDL(善玉)コレステロール(少なすぎる場合)、中性脂肪(多すぎる場合)に脂質異常症とされ、下表の基準値にあてはめて判断されます。
 さらに脂質異常症と 関連して、「コレステロール値が極端に高いと動脈硬化の原因になり、血栓ができやすくなる。つまり、脳梗塞などの病気を引き起こす要因になる」、「コレステロール値が極端に低いとガンや肺炎、脳卒中になる要因になる」などの可能性もありますので、注意が必要です。


第12回 結核菌と癌との関係《 2018.9.10 》

 色々あるBRM(Biological Response Modifiers)療法の中でも最も興味深いのがBCGだ。カルメット・ゲラン桿菌(Bacille de Calmette et Guérin)とフランス語を略したものだ。フランス語は知らなくとも、結核の予防に用いる弱毒のウシ型結核菌製剤である事は日本では誰でも知っているだろう。大抵の方は子供の頃受けさせられたはずだ。(アメリカでは行なわれていないので意外と知名度が低い。)

 近年では膀胱癌に対するBCG注入療法が有名だが、結核菌と癌との関係は古くから指摘されていた。1959年フランスでマウスの白血病細胞の増殖が抑えられたとの報告あたりが最初と思われる。ざっくり言うと、結核菌で局所ないし全身の免疫能を惹起すると言う発想だ。BCGのみを皮下注射する方法の他に、腫瘍細胞との混合液を皮下注射する方法や、直接がん細胞に注入する方法が試された。白血病や絨毛癌、バーキットリンパ腫などに用いられ有効性が報告されている。一方、熱発や肝機能障害などの副作用も報告されており、特に腫瘍に直接打ち込む方法では副作用が最も大きかったとなっている。

 しかし、結核菌関係で癌といえば、最も有名なのが「丸山ワクチン」だろう。丸山千里先生が1966年、日本皮膚科学会雑誌に「結核菌のワクチンでがんが治療できる」と発表して以来、何と40万人が治療を受け、現在も治療が行われている。保険収載に関しては色々言われているが、本題から外れるのでここでは割愛。効果についても賛否両論ではあるが、効かない薬がこれだけ長期間、多くの人に用いられているとしたら不自然だろう。効果があるからこそ続いていると考える方が自然に思うが、いかがだろう?そして、最近ようやく、その作用機序も解明されつつある。

 「丸山ワクチン」の主成分は結核菌由来の糖脂質である「ミコール酸」と「リポアラビノマンナン」だ。ところが近年、脂質抗原提示分子 CD1 が発見されるまで「糖脂質(脂質)によって免疫応答は起こらない。」とされていた。これが長い間、反対派をして効く筈のない「まがい物」呼ばわりされていた理由の一つである。

 以前にも触れたが、抗腫瘍免疫細胞として最も強力な細胞は細胞傷害性Tリンパ球(cytotoxic T lymphocyte, CTL)である。特にCD8 陽 性 CTLががん細胞の破壊能力が高い。そしてこの CTL を最も強力に誘導するのは樹状細胞 (dendritic cell:DC)である。そして、その中でもDEC-205(CD205)分子を発現したDCは癌細胞の腫瘍抗原をclass I MHC 分子 を介して CD8 陽 性 CTL を強力に誘導できることが解ってきた。そこで、CDIによって「丸山ワクチン」の主たる成分である糖脂質抗原によりDC が活性化された場合も同様に腫瘍抗原特異的 CTL が誘導できると考えられるようになってきた。

 まだ全てが解明されたわけではないが「全く根拠のない」と言うのは間違いで免疫システムそのものが「まだ解明されきっていない」と言った方が正解だろう。この他にも「丸山ワクチン」はインターフェロンの産生を増強したり、マクロファージを活性化していることが解ってきている。

 このように免疫システムはまだまだ発見途上で分からないことが多々ある。BRMも新しい理論が証明されて陽の目を見る物もあるだろう。

 BRMは取り上げ出したらキリがないので取り敢えずはこのくらいにして、次回は最近の一番の注目株「マクロファージ」について。





村井ワクチン
電脳硬化症に効果があるとされるワクチン。医学博士の村井千歳により、サルの結核菌抗体から偶然発見された抗腫瘍抑制剤。
マイクロマシン療法などによる電脳硬化症の治療は当時開発途上で、その効果は不明であったものの国に認可され、実利をあげていた。そのため、マイクロマシン療法を否定されては困る者たちや、村井博士の功績に嫉妬する医師などの陰謀により、村井ワクチンは国からの認可が見送られた。しかし、その効果は確かなものであり、2021年4月に、特定指定者有償実験薬として認可され(表向きの発表はない)、有名人や権力者たちが秘密裏に接種していた事実がある。この事柄については、厚生省が所持していた「村井ワクチン接種者リスト」に記載。ワクチンを不認可にした張本人である今来栖尚本人もワクチンを接種していたことが、第20話「消された薬 / RE-VIEW」で明らかとなっている。
村井ワクチンにまつわる厚生省のスキャンダルは、本作の主要な題材である「笑い男事件」の背景になっている。主に作品中の第20話「消された薬 / RE-VIEW」、第21話「置き去りの軌跡 / ERASER」で語られる。
村井ワクチンを巡るエピソードは、昭和40-50年代にガンの特効薬として注目を集めた丸山ワクチンをモデルにしている。

8.結核菌と丸山ワクチンの開発
 そこで、ちょっと結核菌の話を登場させます。
 丸山先生が注目された結核菌です。 当時、結核というのは、忌み嫌われる病気でした。 丸山先生は皮膚科の先生ですから、皮膚結核の患者を毎日のように観察されたのだと思います。 そして、どういうわけか、皮膚結核にかかっている人たちは、がんの発生率が低いということに注目されました。 昭和20年ごろだと思います。 丸山先生は独自に開発した、熱水抽出法という方法によって結核菌から安全で有効な物質を取り出すことに成功されました。 現在の丸山ワクチンの誕生です。
 がんに使ってみようと思ったのは、結核菌の成分です。 結核菌そのものを打ったら大変なことになります。 結核菌は棒状の結晶で、イメージ的には、ロウソクだと思います。 ロウソクの芯が結核菌本体で、まわりを厚いロウみたいな脂質で覆われた細菌です。 丸山ワクチンは、この結核菌を覆っているロウを溶かして、熱水抽出法という方法で加熱処理したものです。 線が見えますがこれは結核菌です。 ロウを溶かして菌を染めるZiehl-Neelsenという特殊な染色法をしなければなりません。 普通の細菌ではない。
 もう一つ、結核というのは、どういう細胞に感染するか。 マクロファージ、樹状細胞、特に樹状細胞に感染する。 すなわち、樹状細胞というものがまだわからなかった時代から、この細胞が結核菌に感染し、それによって活性化するであろうということは予想された。 でも、何をやっているのか全然わからない。 自然免疫の樹状細胞は誰も興味を持たないまま時が流れ、40年間かかって2011年に、スタインマンがその存在をはっきりさせたのです。

9.樹状細胞を活性化する結核菌の成分
 結核菌のロウに相当する部分は、ミコール酸、それからリポアラビノマンナン、こういうものから成り立っている。 リポアラビノマンナンというのは巨大な分子で、ミコール酸は小さな脂質の分子です。 結核に用いるイソニアジドという薬は、ミコール酸の合成阻害薬です。 ミコール酸、リポアラビノマンナン、これが丸山ワクチンの主たる成分です。 DEC-205陽性樹状細胞を活性化するのは一体どれかということですね。
今まで医学で脂は、エンドトキシンという毒だと言われています。 脂は免疫を動かす、だから毒なんだ、免疫反応を動かすものはみんな毒だと思っていた。 でも、そうではなく、今こそ免疫反応を動かす脂を、毒じゃなくて薬として使う時代が来始めているということです。
 これがミコール酸の構造です。 ミコール酸にアルファー型、メトキシ型と、ケト型というのがあるんですけれども、この格好を見て何か思い当たりません。 さっきのマウスに1日おきに打っていたら、がんの中にキラーT細胞ができてきた物質、アルファーガラクトシルセラミドと非常に似ているんです。 で我々は今、こういうものを抽出して、それが果たして同じような作用を持っているかどうかを検討しておりますが、それはすぐわかる日がくると思います。
 いずれにせよ、非常に脂質に富んでいるこんな物質を、1日置き、隔日投与することによって、免疫、特に樹状細胞は活性化してくる可能性があるということです。


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