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14. スペース☆ダンディ

まだ1期しか観てないんですが。
最終話で何やら重大な秘密が明らかになるらしいんですが。
先にお勧めしちゃいます。バカみたいなことを全力でやってるコメディSFアニメ、スペース☆ダンディです。

主役のダンディはへたれで見栄っ張りで重度の女好き。正直あまり関わり合いになりたくないタイプ。
相棒のQTは一見真面目だけどかなり抜けてる旧式ロボット。
ダンディよりやや常識的ではあるものの、やっぱり利己的で適当で女好きな、二人の宇宙船に居候しているミャウ。
この三人(?)を中心に話が展開していきます。

前の話で主要登場人物が全員死んでても、世界が滅亡を迎えてても、次の話では皆けろっとした顔でバカやってるオムニバス形式で、絵柄も話によって変わります。知らないで見始めたら最初戸惑いました。

監督の渡辺信一郎さんは「カウボーイビバップ」や「サムライチャンプルー」、「残響のテロル」、「キャロル&チューズデイ」などを手掛けた方で、前の2本もすごくお勧め。
「カウボーイビバップ」の方は音楽含め作画も内容も渋くてカッコいい芯のあるSFアニメ、「サムライチャンプルー」は江戸時代と現代がミックスされた世界観や独特な戦闘シーンが面白いです。
「残響のテロル」は最後の方が尻すぼみになってしsまった印象があり、「キャロル&チューズデイ」も前半は良かったけれど最後の方は飽きてしまった記憶があります。

でも、「残響のテロル」、「キャロル&チューズデイ」も音楽がとても良い。
この監督は音楽が趣味だそうで、音を楽しめる作品が多いです。
わたしにとってアニメは音楽が大事なポイントだというのは以前「かげきしょうじょ!!」

で触れた通りなのですが、「カウボーイビバップ」「残響のテロル」の音楽は菅野よう子さんが担当されていて、「スペース☆ダンディ」にも関わっています。膨大な曲を作ってらっしゃる方ですが、作る曲の幅が広くどれも作品に合っている良曲なので、頭が下がる思いです。

(どんどん派生、脱線していくアニメ話)

「サムライチャンプルー」のアニメを制作したmanglobeはもう一本「サムライフラメンコ」というサムライものを作っている。こちらははちゃめちゃギャグとシリアスがごった煮で、フラメンコ星人のくだりはもう何だか意味が分からない。
で、チャンプルーのキャラデザをされていた中澤一登さん手掛ける「海賊王女」が現在放送中。
先が気になる展開の冒険もので、絵もきれいです。


えーと、今日の主題「スペース☆ダンディ」に戻りまして、いくつかわたしのお気に入りポイントでも紹介しておこうかなと。

・5話「旅は道連れ宇宙は情けじゃんよ」
ジェンツー星人のアデリーが可愛い。
おっきいお団子にした髪と水色のショートパンツに黒いスパッツという出で立ちがまずキュートだし、小生意気な性格だったのが段々打ち解けて柔らかくなっていくのもかわゆい。
謎にペンギン縛りの名前もチャーミング。
そしてこの回では珍しくダンディがダンディ(紳士)である。

・9話「植物だって生きてるじゃんよ」
ビジュアルインパクトの強い話。
知能を持ち動くことのできる植物たちの多様なフォルム・色・動きはまさに異世界です。谷川俊太郎の絵本「もこ もこもこ」に通ずるものを感じます。
ピョコピョコした奇妙に不安感のある音がビジュアルにたっぷり。
”アニメだからできる表現”が追求されているように思います。

・12話「誰も知らないカメレオン星人じゃんよ」
カセットから「びーまびまびまびまびまべび」と流れてきて何かなと思ったら、
ダンディが「歌ってたの吉川じゃねえ、カメレオン星人じゃんよ!」とツッコミまして、
ああ、吉川晃司か! と気付いたのでありました。
(COMPLEXの「BE MY BABY」のMVは、白い空間をバックに吉川晃司と布袋寅泰が踊っているのをやたら低いアングルで撮影した奇妙な映像が特徴的で、一時期ハマってよく観ていました。)

・エンディング
ゆるーいイラストとやくしまるえつこの歌声が癖になります。
相対性理論とかソロの曲を普通に聴くことはないのですが、この曲と「四畳半神話大系」のエンディングはたまに聞きたくなります。中毒性ありますね。


他にも色々、笑えたり切なかったりするポイントがあり、人によってハマる所も違うんじゃないかなと思います。
各種サイトで配信されてますので、未見の方はダンディたちの活躍(したりしなかったり)をぜひご覧あれ。

ではまた。


ところでPCのOSをバージョンアップしてPCでもnoteが開けるようになったので、リンクが貼れるようになりました(笑)
これまでの記事も時間がある時に直していく予定。

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