さかたのニュースまとめ(2024年3月5日)
私自身がX(旧Twitter)で取り上げた記事を中心にニュースを振り返る。
2024/3/1(金)
イスラエル軍によるガザでの作戦 147日目の出来事
イスラエル軍によるガザでのハマス殲滅作戦が始まって147日目となった。
2月29日(木)、支援車両から食料を得ようと群がるパレスチナ人に対してイスラエル軍が発砲した。
この混乱で少なくとも114人が死亡したとのこと。
イスラエル軍の兵士も命懸けであり、パレスチナ人の行動に過敏になっていることは想像に難くない。
このような事態はイスラエル軍や国家も予測できたはずだ。
イスラエル軍の作戦は“ハマスの殲滅”が最優先である。
この先も作戦を強行する限りパレスチナ人が犠牲になることは避けられないだろう。
これだけ世界中で報じられているにも関わらず彼らを止めることはできていない。
筆者は国際社会の無力さを感じずにはいられない。
2024/3/2(土)
ロシアがウクライナ侵攻で犯した失策
前回も取り上げたが、ロシアのプーチン大統領にとってウクライナ侵攻の長期化は予期せぬ事態である。
キーウでの失敗に始まり、対艦ミサイルや水上ドローンの脅威により黒海艦隊は西側から撤退を余儀無くされた。
それ以外にもプリゴジン氏による反乱など、プーチン大統領の失策を挙げることはできる。
これだけの失策がありながら、戦況はロシア軍に対しウクライナ軍の劣勢が続いている。
ウクライナ軍が負っている弾薬不足というハンディーの重さを、各国は2月17日のアウディーイウカからの撤退で目の当たりにしている。
ウクライナ軍がこの一年を乗り切れるかは、NATO諸国の軍事支援に掛かっている。
2024/3/3(日),4(月)
バイデン政権 イスラエルとハマスへ停戦枠組みを提案
イスラエルとハマスの戦闘 停戦は今週土曜日の可能性
アメリカのバイデン政権高官は2日、イスラエルとハマスの6週間の停戦枠組みについて語った。
それによると、イスラエル側は条件を受け入れておりハマス側の回答待ちとのことだ。
アメリカはヨルダン川西岸のユダヤ人入植者への制裁を決定したかと思えば、先月20日に国連安保理の停戦決議案で拒否権を発動し批判を浴びた。
しかし今回のアメリカ主導の停戦枠組みを考えれば、国連安保理での選択はイスラエルに配慮したものだと筆者は推測している。
停戦に関して消極的だと見られていたバイデン政権だが、停戦枠組みを進めるため非公式にイスラエルやエジプトと交渉していたのだろう。
アメリカはパレスチナ人に対して航空機により支援物資を投下しており、停戦が実現すればさらなる支援が期待できる。
他にもガザの人道支援に1億8000万ドルの資金を提供するなど、アメリカが本腰を入れ始めたようだ。
視点をアメリカ国内に移せば、停戦の実現とパレスチナへの支援はバイデン大統領にとって11月の大統領選への追い風となるだろう。
バイデン政権の取り組みはパレスチナのためでもあり、バイデン大統領自身の勝利のためでもあるのだ。
Bluesky:@sakatatakuro.bsky.social
©️さかた拓郎
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