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緊急事態発令により、余剰が出て困っていた関牛乳さんとコラボしてカヌレを作りました

岐阜県ででた緊急事態宣言。それは、昨年同様に、乳業メーカーにも打撃を与えるものでした。関市にある関牛乳さんでは市内小中学校に、給食用牛乳を納めています。それが突然キャンセルに。牛乳は生もので賞味期限が短く、さらに余った量は約1,000Lという大量なもの。何もしなければ廃棄、困った社長の吉田さんは、とりあえず移動販売での販売と、Twitterでのヘルプを出しました。

それで、私がこのヘルプを見て、そのまま購入を打診。

ヘルプツイートからちょうど2時間後のことです。この購入希望の量は、カヌレでいうと大体1,200個くらいで、このツイートした時点では、何とか売り切れるかな、少し多そうだけど、そしたらスタッフで牛乳を分ければいいか、という感じで、多めの量を依頼しました。

そして、関牛乳さんが移動販売やネット注文の対応で忙しいなか、夜にご連絡が取れ、購入が決定しました。

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そして、翌日にカヌレのオンライン販売も開始しました。

公開後、注文が殺到し、購入した牛乳で作れるカヌレの数を大幅に超えていきました。なので、関牛乳さんに追加注文をすることに。

togetterでもまとめて頂いたことで、注文が加速したようでした。

ちなみにこの時点では、まだ牛乳の価格も送料も知りませんでした(笑)

それからカヌレの生産が仕事の中心となり、通常の生産体制では、全く間に合わない為、お店を休業しながらカヌレを作ることに。

そしてようやく第一弾の発送へ。

店休して生産の日はこのような感じ。

そんな中、うちのスーシェフ(シェフの次の人)が盲腸で入院してしまうハプニングもありました(笑)。

スタッフのご主人(パティシエ)が手伝ってくれたり、包装アルバイトさんが来てくれたりで、みんなで頑張っています。

カヌレが届いたお客様から、嬉しいお言葉が届き始めました。

そうして今日は9/21ですが、カヌレを発送しきるまで、11月までかかる計算をしています。オンラインショップを含め、カヌレ以外も食べたいお客様には大変ご不便かけてしまうのですが、まずは関牛乳さんの救済に賛同頂いた皆さまのもとへ、カヌレをお届けすることを第一優先とし、頑張りたいと思います。

そしてなるべく早く、オンラインショップも通常に戻しますね。


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20年間パティシエを続けながら、2019年1月に石川県に移住。 開業・フリーでの仕事などを雑記とともに日記としてつづっていきます。

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