David Matthews Trio feat. Eddie Gomez & Steve Gaddを見た 19.03.18

昼に起きるいつもの休日である。出かけようと思っていたが、いつもの出不精で夕方になってしまう。

しばらく前からだいぶ視力が落ちたなと思っていたので、子どもの頃からお世話になっているメガネ屋へ。今使ってるメガネは2年前に作ったものだが、レンズは6年くらい変わらないままだったようで、そりゃ悪くもなろう。視力、というよりは乱視が強くなっているらしかった。受け取りは明日。
代わりに以前使っていたメガネを久々にかける。レンズは同じなので違和感はないが、これは四角いウェリントン型のメガネなので、すこし堅めな印象に(今のはボストン型だった)。本当はもう一本くらい欲しいのだが、懐事情的な難しさがある。


さて前回のデヴィッド・T・ウォーカーに続き、今日のライブも父と共に行く。今回はデヴィッド・マシューズ。エディ・ゴメスとスティーヴ・ガッドとのトリオということだ。父はいわゆるフュージョン世代で、スティーヴ・ガッドがフェイバリット。そんな父から影響を受けた自分も数年前まで、同じくスティーヴ・ガッドがフェイバリットだった。それもここ数年、特に現代ジャズを色々聴くようになってから、だいぶ薄れてきた。なんてことを言うと父は内心で寂しがるかもしれないが。

そんなわけで、恒例のスティーヴ・ガッド詣で、である。デヴィッド・マシューズ、マンハッタン・ジャズ・クインテットなどをそんなに聴いてこなかったこともあり、正直そこまで期待はしていなかったのだが、さすがにこの世代の達人級が揃うとすごい。

スティーヴ・ガッドやエディ・ゴメス(エディ・ゴメスはビル・エヴァンスのベーシストだったが)は、スタジオミュージシャンとしての側面が強くて、楽器演奏の歴史として、プレイヤーとして評価はされても、ジャズの歴史の一部としてどうか、というとなかなかそうなっていないのが現実ではないか。

そういう彼ら世代のミュージシャンが、現代に到達した境地というのが、今日見たライブだったのではないか、と思う。

今日のライブに、テクニカルな見所や、スリリングな展開や、巧みなアレンジ、手に汗握るプレイ、というものはあまりない。終始リラックスした雰囲気で、さりげなく、それでいて飽きさせない、魅力ある演奏だった。
いや、例えばエディ・ゴメスのソロがすごいよかったとか、スティーヴ・ガッドは相変わらずだけど重い音だったとか、デヴィッド・マシューズは優しいタッチの素直な音選びでよかったとか、そういうのもあるんだけど。個々にどうこうというよりは、3人によるひとつの音楽、それを奏でるということに3人とも意識が向いていて。なんというかとても美しいトリオ、演奏、ライブだった。

どんなバンドもどんなライブも、本当はみんなそうあるのだと思うんだけど。


↑ビルボードジャパンのライブレポート。写真あり。

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