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脳みそを借りてるような

 わたしは普段”記憶”をあまり必要としていないというか、”記憶”のなかで重要なのは自分たちの歌う曲のことや関わる人の名前くらいで、ほかのことは別に覚えようと思わずに生きている。ということに最近気がついた。「よく覚えてるね!」と言われたことがない。わたしは言ってるのに!

 たまになにもかも覚えている人がいる。わたしから比べるとみんな覚えすぎなくらい覚えてる。自分に対して、記憶の容量が少ないとか忘れっぽいとかは思ったことはないけど、とにかく最初から覚えようとしてない。覚えようとしてることは覚えてるもん。ここねんギャルの誕生日とか、友だちが左利きかどうかとか、「星くず兄弟の伝説」の手塚眞監督は手塚治虫の孫だってこととか。(ほんとは息子さんらしいですすみません)学生の頃は暗記科目のすべてを覚えすぎてテストの難易度が物足りなかったくらい。覚えなきゃいけないことがある状態が好き。

 人が覚えていることに対して、「それって覚えることなんだ!」と思うことがある。スピッツのアルバムの発売年とか、この曲がサザンか桑田ソロかとか、これは自分が何歳の時に読んだ本だとか、あの人が何歳かとか。

 わたし、ひとの年齢が本当にどうでもよくて、聞いてもすぐ忘れちゃうし、自分の親が何歳かもよくわかってなくて、数ヶ月前に親が少しだけ入院した時に病院の手続きをやれるのがわたししかいなくて、親の生年月日聞かれた時、答えにつまずいて偽物の子供の気持ちになった。本物の子供は覚えなきゃいけないことらしい。
 会話してて人の年齢が耳に入ってきたときは、誕生日も聞いて誕生日だけ覚えてる。祝いたいから。お祝い大好き。
 年齢に興味がないのと同じ感覚で、性別とかもどうでもいいじゃん。と思ってるけど、まあそれは、置いておくけど、、結構みんな年齢も性別も興味があるらしくて、びっくりする。友だちに別の友だちの話したときとかに、何歳?とか言われても、わからない。わからないけど、左利きで11月生まれだよって感じ笑 それはその人に必要のないことだから言わないけどね。

 なにもかも覚えている人はすごいと思うし、そういう人と仲良くしてるとおもしろい。自分にとって覚えなくていいことだから、助かるってことはほぼないんだけど、まし(あいうえまし子)はなんでも覚えててたのしい。わたしと出会った日のこととか。日付のことなんでも覚えてる。ましお誕生日おめでとうね!(昨日です)。わたしのこともここねんギャルが覚えてくれてるし、ひとの脳みそ借りて申し訳ないけど、別フォルダみたいな感じですよ。みんな覚えようとして覚えてる?違うのかな。わたしは覚えよう!って思わないと全部忘れていく。常に脳みそのちょっと上くらいで生きてる感じがして、覚えるぞモードに切替えたときに、脳みそと合体してる感覚。
 覚えなくていいことが脳みそに入ってくると、気持ち悪い。
 会話の多い映画を脳みそのちょっと上くらいで観てて、急にいいことドバドバ言い始めたときに、ちょっと待って!切り替えるからって思うんだよね。

 あのね、覚えなきゃいけないことは全部青いペンで紙に書くんだよ。

 とりあえず松本伊代さんのシングル・アルバムリリース年と曲について青いペンで書いてみようかな。

 日々を生きてて、たのしいことが起きて、覚えていたいなと思った時に思い出すうた
「ねぇ、思い出のカケラに名前をつけて保存するなら”宝物”がぴったりだね そう ココロの容量がいっぱいになるくらいに過ごしたね ときめき色の毎日」(放課後ティータイム「天使にふれたよ」)

 ここ数年、夏の出来事を記録して忘れないようにしていて、そのまとめを次の記事でするつもりなので、またすぐね₍ᐢ.ˬ.ᐢ₎青いペンじゃないけど。


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