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2026Jリーグ0.5シーズンに求める刺激的緊張感について


はじめに

Jリーグの秋春制移行に伴う2026年上半期の0.5シーズンの取り扱いについて二転三転含めて色々とニュースが出るようになってきた。

0.5シーズンのレギュレーション案について、本当は年末年始休暇に書こうと思っていたが、アイデアが纏まらないのと只々メンドクサイというのもあってズルズルと書かずにいた。

でもなんか方向性が停滞気味な感じのニュースも出ているので、まだ纏まりきれていないところもあるが、個人的に考えた0.5シーズンのレギュレーション案を記したいと思う。

以前Jリーグ公式Youtubeの中で最大17試合しか組めないとの発言があったのでそれに基づいて考えてみた。


刺激的緊張感を実現する仕掛けを考える

多くのサッカーファンが考えるようにJ1J2J3のカテゴリーを無くした地域グループリーグのような形が良いとは思う。
しかしワールドカップ直前のシーズンということを考えると日本代表に選ばれる可能性があるJ1クラブの選手にとっては、下位クラブとの試合では高いレベルの集中力やインテンシティを求めることが難しいように感じる。
トーナメントでもないので「負けたら終わり」という緊張感もない。

下位カテゴリーのクラブにとっても、予算的・戦力的格差のあるJ1クラブに勝つのは難易度の高いミッションで、トーナメント戦ではなくリーグ戦で下剋上が起きることはそれほど期待できないと思う。

つまり0.5シーズンのレギュレーションを考える時に最も必要なものは刺激的緊張感のある試合を実現するための仕掛けだと考えている。

とりあえず以下にまとめた資料を置いてます。

纏まりきれてない提案なので揚げ足取りはご勘弁を願います


トーナメント戦の緊張感をリーグ戦に移植するには

基本的にはJ1J2J13のカテゴリーを無くした地域グループリーグというレギュレーションが最も現実的な結論だと思う。

そこにトーナメント戦には存在している
「J1は下位カテゴリーに負けると大損をこく」
「下位カテゴリーは下剋上で美味しい得がある」
という要素を移植できれば良いのではないのか?

で考えたのが
カテゴリーごとにハンディキャップを設定してはどうか?

ハンディキャップについては後で説明するので一旦案を進めます
以降、資料をもとにしたざっくり説明になりますので図を見てください


私的0.5シーズン案の大会形式の概要

ざっくり言うと
■J1J2J3を各2クラブずつ6クラブで10のグループリーグ(GL)を編成
■3回戦総当たり(15試合開催)で3試合目は下位カテゴリーのホームで開催
■GLの同カテゴリーの対戦は前年(2025)成績上位クラブのホーム開催
■10のGLの中で最多ポイント獲得クラブ(RLC)は最終決勝にダイレクトIN
■残り9GLの勝者を東日本・中日本・西日本の3ブロックに分けて1DayMatchでブロックチャンピオンを決定
■GLの最多ポイント獲得チームと3ブロックの4者で最終決勝を実施してファイナルチャンピオンを決定

大会形式の概要
2024シーズンを基準にした地域リーグの編成


ハンディキャップの設定

ざっくり言うと、カテゴリーごとに
■【勝敗ポイント】と【オプションポイント】という形でハンディキャップを設定
■【勝敗ポイント】は
 1つ上のカテゴリーの勝利に対して0.5ポイント加点
■【オプションポイント】
 1つ上のカテゴリーに対して1得点につき0.25ポイント加点
 全カテゴリーで1失点につき-1ポイント
 無失点試合はスコアレスドローで1.5ポイント加点
 クリーンシート勝利で2ポイント加点

ハンディキャップポイントの設定表
J1/J2クラブの獲得ポイント早見表
J3クラブの獲得ポイント早見表


ルヴァンカップの試合結果での獲得ポイントシュミレーション

ざっくり言うと
■九州のクラブを中心にJ1J2J3から2クラブずつで編成した仮想のグループリーグでシュミレーション
■1節終了だけの試合結果で大幅なポイント格差が発生する
■グループリーグ15試合で獲得ポイントが乱高下する刺激的緊張感が得られるスリリングな展開が予想される

ルヴァンカップの成績に基づいたシュミレーション


地域ブロックチャンピオンシップの大会概要

ざっくり言うと
■東日本・中日本・西日本の3ブロックでブロックチャンピオンを決定
■試合時間90分の1DayMatchで実施
■獲得ポイントの多い順に最終決勝で優位な試合順を獲得

地域ブロックチャンピオンシップの大会概要


ファイナルチャンピオンシップの大会概要

ざっくり言うと
■地域リーグ最多ポイント獲得クラブ(RLC)と地域ブロック勝者(RBC1/RBC2/RBC3)の4者でFinalChampionを決定
■試合時間90分の1DayMatchで実施

ファイナルチャンピオンシップの大会概要


おわりに

かなりサッカーの常識からかけ離れた提案だと思う。

GL15試合+チャンピオンプレーオフ2試合で17試合
下位カテゴリーの試合数を多く設定
J1クラブには旨味が少ない
GLごとに地域冠スポンサーが付くと良いよね
全試合「なんちゃらダービー」って…なっちゃうぜ!!!
チャンピオンシップはハンディ有りにするの?
変則的スケジュールの試合だと交代枠どうなんの?
昇降格はどうなんの?
2025と2026どっち基準でGL編成すんのよ?
ACLには反映されんの?


とか、考えだしたらキリがない。

でも、
こんなイレギュラーなシーズンを過ごすことはこれから先二度とないはず。
0.5シーズンだからこそできる大胆な発想のレギュレーションがあっても良いはず。

観ていて「こんなサッカーも面白いかも?」と思うような刺激的緊張感を持ってサッカーが楽しめるレギュレーションを実現して欲しいと思う。

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