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日本サッカーの未来は誰かが何処かで

GW5連休の最中。
特に出掛けることもなく暇なので、サッカー関連についてネットの中を彷徨ってみた。

最近は欧州でプレーする日本人選手も増えて、一説には300人とか500人とか言われているようだが、少し前のデータになるが2022年1月5日時点での国外でプレーする日本人選手数は165人ということらしい。

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ネットを彷徨っていたら、ヴィッセル神戸のアカデミー出身の永澤 海風(みかぜ)という選手に出会った。
アカデミー出身といっても今年の3月まで高校生だった18歳の選手。
初めて知った選手だが2020年にはU15日本代表候補になっているので、きっと将来を嘱望された選手なんだろうと思う。

現在、ラトビア1部(ヴィルスリーガ)FK RFSというチームでプレーしている。
FK RFSは2021年にはリーグ優勝していて、2023シーズンも5/5現在リーグ2位で優勝争いに絡んでいる。
※2023年7月からFKトゥクムス2000にレンタル移籍
ラトビア ヴィルスリーガ 2023順位


永澤は途中出場含め10試合中7試合に出場している。
第6節ホームのFKトゥクムス戦では1-0で勝った決勝点を決めている。

FKトゥクムス戦ハイライト(得点は4:20頃)
得点シーンのみ(別アングルあり)


ハイライト動画で見ると小さなスタジアムのバリバリ人工芝の中でプレーしている姿に逞しさを感じる。
福田師王が高卒即ボルシアMGに移籍してプレーしている裏で、日本国内では話題にもならない環境でアンダー年代に日本代表になった選手が高卒即戦力としてラトビアでプレーしている現実がある。

WBCの盛り上がりもあり、「野球の大谷のような選手がサッカーからは出てこない」とか「三笘が大谷のようになろうとしている」とかトップ選手の話ばかりにフォーカスが当てられがちだが、サッカーの魅力の一つは裾野の広さにあると思う。

サッカーからは永澤海風のような選手が出てくるが、野球からは出てこない。
そして、こんな選手が他にも欧州の何処かでプレーしている。

20年後を想像したら野球よりサッカーの方が豊かな未来が待っているように感じる。

サッカーはJリーグや欧州5大リーグだけじゃなくて、
世界中で行われていて、
日本サッカーの未来は、
今現在、誰かが何処かで形作っているんだなと。


(文中敬称略)


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