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‘21 個人的バズリ曲選②:邦バンド編

「個人的バズリ曲選」第2回です。今回は全部バンド体制のアーティストの曲たちです。そして大体の曲が数年前にリリースされてます。

それでも私のなかでは、今年、この年にバズったのです!個人的に!
(曲を知ったのが今年だったというのも理由に結構ありますが、お気になさらずにです...。)

FOMARE 「Lani」

2017年リリースのEP「If I Stay」からの一曲。

リアリティのある歌詞がすごく素直でロックバンド!!って感じ。実はそれまでこのバンド3人の見た目だけで、「こういう青春まっただなかなバンドはなかなかハマらないんだよなあ~」と敬遠してしまっていました。

でも、この曲だけ一度聞いてみたら、どうしても突っ込みたくなってしまう歌詞というか流れがあって、そこからついつい聴いていたところ 個人的にバズっしまったんです。
イントロからアウトロまで繰り返される、そのフレーズがこちら。

カーテンの隙  灯る光 
きみの寝顔が綺麗で 
二度寝をして 起きた頃はいつも 支度をした君が家を出ていく

いやいやいや、

何度二度寝すれば気が済むの~~~!!!!

ってくらい寝ています、このバンド。曲の中で。(笑)

(余計なお世話だろうけど..、)歌っている人の情緒が聴いていて不安になっちゃうくらいに何度サビが来ても同じ流れで繰り返して歌われていくので、否が応でも歌詞とメロディが耳に焼き付けられる。
良曲だからこそついつい突っ込んでしまったのですが、こんな調子で一瞬の出来事をまざまざと歌詞にしてリスナー自身にまで追体験させる感じ、中毒性があってついつい聴いています。最高です。

SpotifyのAI機能も私のハマりっぷりに気付いてきているようです。ここ数ヶ月間は毎日
「たとえどんなアーティストの曲を聴いていても その次の自動再生では「Lani」が流れる」という仕様になっています。
もう、ゴリゴリな洋楽メドレーのあととかでも、容赦なくand突如として流れる。
というか二度寝ばかりしていないで歌詞にLaniという言葉を入れる算段は...なかったのでしょうねきっと。歌詞に一つも出てこない言葉をタイトルにすることで、いい味がすごく出ています。

いまも丁度、このnoteのタイピング中にスピーカーから「カーテンの~」という歌声が流れてきたところです。



ハンブレッダーズ「ユースレスマシン」

こちらも今年リリースではなく、2020年リリースのアルバム「ユースレスマシン」の表題曲。

(MV、サムネで損していないでしょうか!笑)

今までのnoteで何回か触れていますが、KOTORIをspotifyで聴いていた時にシャッフルで流れてきたのがこの「ユースレスマシン」

この先の人生に必要が無いもの
心の奥がざらつくような一瞬を

サビの歌詞だけでいうと、この曲も繰り返して歌う部分は多いのだけれど、ラストに向かっていくごとにどんどんと転調していくんです。聴いている方はどんどんハイになるというか、とにかくアレンジがどんどん入っていくところが最高に楽しい一曲。

この曲を聴いてからハンブレッダーズの虜になって、今年9月のワンマンに参戦したことで "ライブがめちゃくちゃ楽しいバンド" だってことを体感して以降、ますます沼にハマりました。
ほんとうに、あの日は個人的にかなり盛り上がったライブの一つでした。音楽から貰ったエネルギー過多すぎて、Zepp Tokyoからヘロヘロな足取りで駅まで着いたのがいい思い出すぎる。

このバンド名の由来、「判断がブレブレ」という理由から来ているとのこと。実存しない言葉を作ってバンド名にしちゃう精神、なんかすごいなと思ってしまう。
どうやって思考すれば「判断がブレブレ」を略して「ハンブレ」として、そこに濁点がついた奇妙な言葉「ッダー」を付けて、さらにバンドメンバーの人数を加味しての複数形「ズ」を忘れずに添えようという考えに至るのだろうか...。


ちなみに今月23日リリースのアルバムから先行配信されている「再生」も、今までに出ているハンブレの曲たちの総集編のような歌詞で、いやいやそうだよね~これだよね~という気持ちで楽しく聴いています。
例えば「僕の感動とお前の「エモい」を同じにするな」ってフレーズなんて、まさしくハンブレッダーズの楽曲のなかに住んでいる少年少女の発する台詞そのものじゃん!って感じで、聴くたびに、その子らに対して心の中で拍手を送っています(謎の親目線)。

BGMになれないような曲たちが詰まったニューアルバム「ギター」、まだ手に入れられていないのだけれど とてつもなく楽しみです。



PEDRO「自律神経出張中」

2018年リリースアルバム「zoozoosea」より。(田渕さん演奏のものは「super zoozoosea」に収録とのこと)

今年の夏から秋にかけて、「田渕ひさ子さんがギターを弾いている楽曲を辿ろうブーム」が自分の中できてました。
ナンバーガールのギタリスト・田渕ひさ子さんが大好きで憧れな自分にとって、演奏に関わっている曲を辿ることは、やりたいと思いながらも中々時間をかけてできていなかったことだったんです。
ここ最近なんとなく思いついたときに色々と検索して、ナンバーガール解散後に入ったバンド bloodthirsty butchers とか、田渕さんが主導しているバンドである toddle の曲とかを聴くようにしてました。やっぱりギターがかっこいい。

そんな中で知ったのが、アイドルグループ・BiSHのメンバーである アユニ・D のバンド形態によるソロプロジェクトとして始まった 「PEDRO」
アユニさん がボーカル・ベースを務めており、サポートとして、ギターに田渕さん、またドラムに毛利匠太さんという構成です。

実は田渕さん目当てでこのPEDROを聴くようになった私は、BiSHについては全くの初心者。メンバー構成からどんな曲を出しているのかなど 知らないことが沢山ある。(勉強します、!)
ただこのPEDROというバンドは、メンバーがアイドルであるということを抜きにして、音楽的にも、ひとつのバンドとしても単純に好きだなと思います。

この「自律神経出張中」はしぶとい負け犬根性のようなものが歌われていると解釈しています。大好きな田渕さんのギターソロもさることながら、ソロプロジェクトを始めてすぐのタイミングでこの力強い歌詞を書いたアユニさんのことを考えると、ガッツがすごいなあと感じさせられます。

またPEDROは、ロックバンドながらも アイドルのようにファンが優しく動向を見守っていたくなるような、一種のストーリー性があるバンドなのではないかなと思います。
PEDROを始めるまでアユニさんはバンド経験が無く、このバンド結成を機に初めてベースを買って練習を始めたのだそう。
本格的な練習開始後約1カ月という驚きの期間でステージに立ってライブをして、その後田渕さんがサポートギターとして就くことが決まって、ドラムも決まって…。など、なかなか普通のバンドマンではあり得ないような階段を登ってきたのだと思う。
そんなバンドだからこそ、新しいアルバムのたびにアユニさんの書く詩の感情にも変化が表れているような気がして、じっくり聴いてしまうんだろうなと感じます。

ちなみに私は最近、脳内で田渕さんだと思っていた「田渕ひさ子さん」が、アユニさんの影響で「ひさ子さん」呼びになりつつあります。

2019年に活動を開始したPEDROは、今年2021年の12月22日に行われるラストライブをもって活動休止することが決まっている。少し残念だけれど、メンバーそれぞれに主軸の活動があることを考えると仕方がないのかもしれない…。
とはいえ、休止直前となる11月にアユニさんがすべての曲において作詞作曲を手掛けた3rdアルバム「後日改めて伺います」も発売され、Zepp Tokyoや地方ライブ、YouTuberとの鬼ごっこ(!?)にも勤しむなど、活動休止のその日までしっかり活動中。

ニューアルバムに入っている「吸って、吐いて」がまたいいんです。活動休止直前になってまた新たな雰囲気の曲を出すところ....。


正直言って、目が離せないです。


SUNNY CAR WASH「キルミー」

SUNNY CAR WASHが2017年にリリースした「キルミー」。こちらは年内をもって、PEDROのような休止ではなく「解散」することが決まったバンドです。
2015年から活動していたのですが、その後メンバー脱退や活動休止期間ののちに2020年1月に活動再開を発表。
そして今年の10月にラストライブの情報とともに解散が発表されました。

「キルミー」、きっとどこかで聴いたことがある位だったのですが、今年なにかの出来事をきっかけに沢山繰り返して聴いた気がします。

まずこの曲、タイトルがすごいですよね。
「ころしてくれ、だって...?!」と、どれだけシリアスな失恋ソングか何かかと思ったら、かなりアップテンポで軽やかな曲調。サビも軽快な雰囲気で、

ねえキルミーベイベー 殺してくれ

溢れるほどの愛で溺れさせてくれ 

なんてストレートな愛を語っている、本当にいとおしい素敵な曲です。

きっとこの曲を聴いたことがある方の多くが気になるであろうポイントは、やはりサビ終わりのこの一節。

僕に愛を 故郷には緑を

愛をたくさん望みながら、どこからともなくやって来る「故郷には緑を」というフレーズ。自分勝手ではない、また他者でもない、「故郷」という概念的な存在にラストで目を向けるという流れが、この曲にあるあたたかい愛のようなものを感じられてすごく好きです。

解散発表を聞いてから、一曲リピートリストにあがりつつあります。もちろん他の曲もめちゃくちゃ好き。


カネヨリマサル「南十字星」

カネヨリマサル!Sonny Boyの挿入歌で知ってから、伸びやかなサウンドと歌声に魅せられてすごく好きになりました!!
今夏に出たEP「突き動かされてく僕たちは、」は良曲揃いでどれも大好きなので どれを選曲するか迷ったのですが、EP一曲目の「南十字星」をセレクトすることにしました。

何が良いって、まず、イントロよりも前に出てくる歌い始めのその歌詞から好きです。

ねえ南十字星を観に行こうよ
一緒に行こう


こんな可愛らしい声でそんなカッコいいフレーズを誘い文句にするんですか~??!!(泣)(心配)(...誰?)


よくありそうな感じのシンプルなバンドサウンドなのだけど、ボーカルがすごく聴きやすいからメッセージが率直に伝わるように感じています。
曲の前半くらいにある「欲張りかな、でも」というフレーズも、不安と期待が混じったような感情がすごく伝わってくる。絶対ライブ行ったら楽しいんだろうなあ、と思っています。(チケットだけ取ってから予定が入ってしまった…。本当に残念。そして譲り先が見つからない...泣)

あとはこのバンド、「今日の歌」について書いたときも触れたのですが、一曲通しで聴いていて、メロディーが全く同じかと思いきやちょっとしたアレンジ?が入っていたりして、すごく聴くのが楽しい。
音楽知識が少ないので細かいことは言えないのですが、こういうちょこっとしたところを見つけるのが、1人1楽器のことが多いバンドの音楽を聴く醍醐味なのかななんて思ったりしています。

ともかくこの曲の入ったEP、めちゃくちゃ好きです。MVだと、トンネルを通り抜けながら、楽しそうに演奏したり歌ったりしてる3人を見られる「いつもの」がお気に入り。ジャケ写のクラウチングスタート少女もかわいい。



夕闇に誘いし漆黒の天使達「We Are 健康人間」

「コミック系ラウドバンド」、兼 YouTuberの、夕闇ゆうやみいざないし漆黒しっこく天使達エンジェル(通称:夕闇)。名前の読みづらさが相まって、「I want to change the band name 」なんて曲もあるくらいです。

ジャケ写 やMVやYouTubeのいで立ちはちょこっと厳ついのですが、コミックバンドなので、一度聴けばその面白さにハマってしまうというタイプのアーティストです。
今年の全国ツアーで初めて夕闇のライブに行ったのですが、そこで一曲目にきたのがこの曲。
この曲のイントロが会場に響き渡った時、うわー夕闇のライブに来たんだ!!!!と心から感じられたのが忘れられない。
私にとってはコロナ禍が始まってから初めての有観客ライブだったので、そこでの発散の意味も込めて最高の一曲でした。

曲の内容は「健康が一番」といったところです、コミックなので肩肘張らずとにかく聴いてみてください。
ほかにも、猫に感謝を伝える曲「猫サンキュー」や、酒の楽しさと飲みすぎ注意を伝える曲「ウォウウォウイェイイェイ酒ナイト」や、数字だけの歌詞で作られた曲「数字」など、面白くて盛り上がれる曲がたくさんあります。

あと言っておきたいのが、夕闇のライブ、全体を通して盛り上がりに一体感があって楽しすぎるってことです。
1曲1曲にちょっとした振りがあってみんなで踊れるようになっているのだけれど、お客さんがまっったくと言っていいほど惰性でやらない(やれない)全力な雰囲気なのがほんとうにおもしろいし楽しい。
今年は今のところ計2回夕闇のライブに行っているのですが、正直なところ予定が合えば是非いつでも行きたいバンドです。

夕闇の特徴をもう一つ挙げるなら、YouTube。
もともとバンドが売れるために始めたため、本人達はバイトのつもりらしい(なんかのSNSで言ってた)のだけど、youtuber事務所のUUUMに所属していて、企画も内容もめちゃくちゃ面白い。わたしも、元々よく観てたYouTuberの動画にコラボしてたところから夕闇の存在を知りました。

突拍子もなく始まってしれっと終わる「尖った」企画だったり、バンドというアイデンティティを生かした企画だったり、料理系YouTuberといって良いくらいキッチンに立っていたりと、ジャンルを問わず色々やっています。

どんな動画も大好きなのですが、一応音楽についてのnoteなので、バンドマン+YouTuberであることを生かした「自分らの曲なら 1時間練習すれば各パートを入れ替えて演奏できるんじゃないか?!」というシリーズの動画をおすすめとして挙げます。
仲の良さも垣間見えるし、ちゃんと全員分でパートを回してシリーズとしてもしっかり完結させている真面目さも透けて見えているところがかなりとってもすきです。

もともと夕闇について書こうとしてたnoteもあったのだけれど、なんだか文章にしたら若干俯瞰的になりそうで恥ずかしくて。ライブレポなどはできていないのだけれど、のちのち上げます。

ちなみに、来月夕闇とFOMAREとの対バンがあるのがアツすぎる。意外と対バン経験あるこの2組が、またライブ一緒にするってすごい。


kobore 「ヨルノカタスミ」

koboreも今年夕闇と対バンしたのが信じられないですが、対バン先の曲はしっかり聴こうと思っていたら、しっかりハマってしまいました。

このバンドは恋愛感情を割とストレートに表現した曲が多いように感じるのだけど、バンド構成というのもあってライブではしっかり音と声が届いてきて、めちゃくちゃ良かった。
歌ってる演奏してる本人たちが楽しそうなのがはっきり伝わってくるのも素直で曲の感じと合ってるのかもしれない(?)。

ちなみに1曲リピートまでバズってはいなかったのだけど、今年ふらっと行った六本木でのライブで聴いてびっくりするくらい良かったのが「ナイトワンダー」。
ジャズマスターのうっとりする音色が曲の雰囲気と本当に合っている~!安藤さん、このバンドでジャスマスター使ってるの大正解すぎます。
ライブではミラーボールが回るなかビーム状の照明がライブ会場一帯に照らされていて、素敵な空間でした。


あとがき

前回よりも2倍くらいのボリュームでお届けしてしまいました。ちょこちょこ書いていたとはいえ、自分でも読み直すのがしんどい長さ…。
それだけ音楽との出会いが今年もいっぱいあって嬉しいです。

「バズリ曲選①」と比べると、第2回となる今回紹介した曲たちは、ライブに行ったことでアーティストそのものの「沼」にもハマってきているというのが一つ特徴としてあるかなと思います。

ここまで書いていて、自分では「バズリ曲選、今までのnoteで触れた曲が多いじゃないか!」とツッコミを入れていますが、今年バズったので、擦るだけ擦らせてくれという思いでここに書き留めています。

あとまだもう少し書き足りていないので、③に続きます。たぶんきっと、次は海外アーティストに絞った選曲になると思います。

※前回のバズり曲選はこちら。>
アイドルユニットもバンドもあってごちゃ混ぜです。


※バズり曲選①〜③のプレイリストはこちら>



これからもサイコーな音楽を聴いてnoteにします!よろしくお願いしますᕦ(ò_óˇ)ᕤ