【売上アップで営業時間を長くするのは正解？】

お疲れ様です。かわむらです。
　
売上が厳しくなると、
「営業時間を長くする」
「定休日を無くす」ことを、
　
　
コンサルに提案されたり、
実際にやってみる人もいますよね。
　
　
私は、
違うと思うのです。
　
　
以前、
夫婦でやっている焼き鳥屋が、
あったんですね。
　
　
で、
売上が厳しいから、
24時閉店を朝５時まで延長したのです。
　
　
「5時間も延長したら、
売上がグンっと上がるでしょ」と、
思いますよね。
　
　
確かに、
少しは売上が上がります。
　
　
でも、
それって一時的な売上です。
　
　
しかも、
危険な売上です。
　
　
それは、
営業時間が長くなったからと言って、
朝が遅くなるわけじゃないです。
　
　
だって、
鶏肉の仕込みや串打ちの時間が、
短くなくならないからです。
　
　
それだけではありません。
　
　
奥さんも朝5時までなので、
奥さんは家のことがあるので
仕込みに来られないです。
　
　
すると、
今まで2人やっていた仕込みが、
すべて1人になるのです。
　
　
言わば2倍の仕込み量です。
考えるだけで怖くならないですか？
　
　
”もう寝る時間すらない”ですよね。
　
　
なので、
家に帰ることができないので、
店で隙間時間で仮眠をとる生活です。
　
　
朝5時までなので、
ずーっと忙しいわけじゃないです。
　
　
1人来店。
2人来店。
しかも、ポツリ。ポツリ。
　
　
することもなく、
ただ、ボーっと待機する時間が、
眠気との戦い・・・
　
　
厨房の隅で座りながら、
コックリコックリ。
　
　
ヒゲがボーボー。
髪がバサバサ。
ゲッソリ痩せて、
目が死んだ魚のように濁ってる。
　
　
”何のために仕事してるの？”
　
　
少しばかりの売上で、
何を犠牲にしてるの？
　
　
健康。
テーブルでゆっくり食べる食事。
ふかふかの布団での睡眠。
湯船に足を伸ばして安らげるお風呂。
料理人としての清潔感。
大切な家族との時間。
この先の将来の安心。
自分の時間。
お客様との楽しい会話。
　・
　・
　・
　
　
全てを手放して、
目先の少しばかりの売上を、
手にしても体を壊したら、
　
　
少しばかりのお金も失うよ。
　
　
ベルトコンベアーの機械みたいに、
料理製造奴隷マシーンでいいの？
　
　
で、
「なんで、そんな無茶をしてるのですか？」
と、聞いたら、
　
　
『コンサルに相談したら言われたから』
　
　
「・・・」
　
　
確かに、
少しばかり売上は上がってます。
　
　
でも、
人としての人生を捨てても、
その売上の意味ってあるの？
　
　
”お前、それやってみろ！”って、
言いたくなります。
　
　
私は、
１度店を潰して借金まみれになって、
死のうとしたけど、
死にきれなかった過去があります。
　
　
だから、
人一倍売上を上げたい気持ちは、
痛いほど身に染みて知っています。
　
　
営業時間を長くする。
定休日を無くす。ってことは、
自分の身を滅ぼす”悪”だと思うのです。
　
　
だから、
そんなバカなことを言う、
エセコンサルとか、
なんちゃってコンサルの話なんて、
聞くな！
　
　
私は、
週休3日は必要だと思っています。
　
　
だって、
今の時代は学校でも週休2日ですよね。
　
　
でも、
飲食店の経営者なのに、
週1の休みですよね。
　
　
その1日しか休みがないのに、
普段はできない仕入れに行ったり、
翌日の仕込みが間に合わないので、
仕込みしたり、
帳面したり仕事してますよね。
　
　
ゆっくり体を休めたり、
心を落ち着かせる時間が、
絶対に必要だと思うのです。
　
　
だから、
最低週休２日にするべきです。
　
　
「定休日を増やしたら売上が下がる・・・」
　
　
と、
思いますよね。
　
　
だから、
”仕組み化”で、
営業時間を短くしても、
定休日を増やしても、
　
　
売上が上がり続ける仕組みを
作ることが必要なのです。
　
　
大切なのでもう1回言いますね。
　
　
”売上が上がり続ける”仕組みを、
作ることが必要です。
　
　
そうです。
　
　
売上が一時的に上がる。
ではないです。
　
　
”売上が上がり続ける”ことが、
重要です。
　
　
仕組みがあれば、
コレが可能です。
　
　
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