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所感 ex2

所感 ex2
 訳の分からないことばかり起こる。全てを自らの責任と呑み込んで、生きていくのか。飛べない、飛べないのだ。何も。
人には人の地獄があるらしい。宗教の最終目標はつまるところ楽になることだ。皆みんな苦しいらしい。それでも生まれてくる命はめでたいらしく、赤ちゃんは可愛がられ、泣き声にがなり立てる老人は弾圧される。苦しみの再生産でなくて何であろうか。
 反出生主義者の二番煎じのようなことばかり考えてしまう。全てがいつか露となり、蟲のような死に方をするのに、どうしてここまで駆け足で競わされ、使い道のない穴を拵えるのか。逆に使い道のある穴ってなんだよ。

 誰も見ない駄文だからこそ色んなことを書くことが出来る。ここでしか自分は自由になれないのかもしれない。掟は自由を知るためにある。好きな言葉だ。何も縛られない、自由は、おそらく何も出来ない。この駄文に自分の想いを吐き出す。徹底的に。親も学校もお仕事も何もかも、掟には値しない。掟は鎖ではない。掟は律だ。人々を導くためにある。教えのない、骸が高そうな燕尾服を着て跋扈している。骸に毎日挨拶する。まるで黄金の像にひれ伏すかのように。いつか本当に気が狂ってしまう。もうみんな気が狂っているんだろうか。骸骨が腰を振り、説教をし、電車を走らせる。命令ばかりが溢れかえる。皆で使い道のある穴に飛び込もう。キャンペーン。

 たくさん文字が打てるのは何だか楽しい。言論は自由らしいけど、ここにしか自由などない。オナニーぐらい何じゃないのか。人が翼を持てうる瞬間って。快楽に溺れるという言い回しは嫌いだ。社会が、真面目こそが溺れている。いや沈めてやる。殺してやる。

全てが無駄なのに、全て無駄にしてはいけないらしい。

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