コンタクトを落とした。

　コンタクトを落としてめがね生活を余儀なくされている。なので視力云々よもやま話。
　私は中学生の頃からハードコンタクトを愛用している。ハードは慣れてしまえば全然楽で、たまに使い捨てのワンデーを使うと目が呼吸してない、とくるしくなる。案の定一日使っただけで無理、しんどい。とギブアップし家の中でしかかけないめがねで地下鉄に乗りコンタクトを作りに行った。
　何の因果か知らないが、新しくコンタクトを新調すると立て続けに失くすことが続いた。出費が嵩むなあと悩んでいたら（そもそも不用意に落としまくる私が悪いのだけど）家族にコンタクトのアイシティのサブスク定額プランを教えてもらい数年前から愛用している。紛失したさいのサポート等手厚いし、24ヶ月支払い終えたらひと月ごとの更新になるのでそのタイミングで解約すれば不必要に高い金額を払い続けることもない。それまでは高いレンズをひと月で二回も紛失して、また受付で失くしましたというの恥ずかしいとやせ我慢したりした。見えてないのでひたすら不便だった。
　視力が悪いというのは日常にありふれすぎていてあまり認識されてないかもしれないけど、はっきりとしたハンデだよなあと思う。年明け石川で地震があったけれど、災害時はコンタクトの管理ケアが難しいからめがね着用になると思う。けど、めがねでの視力矯正が心許なくて、今日地下鉄の階段降りるのだけでも怖かったのに非常時視界の安全が担保されないというのは相当ストレスになるだろう。
　余談だけれど弟は金にモノ言わせてレーシック受けてからQOLが爆上がりしたと言っていた。確かに費用対効果は相当なものだと思う。私も受けられるなら受けてみたいけど施術後の点眼が面倒くさそうだったので、向き不向きもあるかなあ。
　あとは裸眼で0.01も見えない強度近視プラス乱視なのだけど、ここにもうすぐ老眼も加わるとどうなるのかな。読書や創作に影響出ないといいけれど。でも読書に関しては電子書籍なり、オーディオブックがあるので柔軟に変化を楽しんでいければと思っている。
　結局ハードコンタクトは取り寄せになったので（なんとか来週末の文学フリマには間に合いそう）めがねとワンデーはあと一週間ほどだけれど、めがねはなんか眼球が楽だと感じる。でもめがねがずるずる下がってきたり、マスクで曇ったりして不便も感じる。屋外から室内に入って真っ白になったときは笑ってしまった。そっかこんなマンガみたいなことが起こるんだと思った。普段コンタクトを当たり前のように装着しているからたまにの体験が新鮮だ。
　とりあえずは新しく届いたコンタクトをまたすく紛失することがないようにと祈るばかりである。

#エッセイ #散文 #雑文