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魚堂のヘンテコ音楽遍歴

魚堂の人生は音楽とともにあり。

音楽の知識はないし音楽理論の授業は何も理解できなくて誰よりも点数が悪かった(そのうえ意欲もない)。
それでもわたしの人生は音楽とともにあると思っている。だってたくさん聴いてきたもん。

自己紹介の投稿で好きなものに音楽を挙げたとき、「わたしの音楽遍歴ってどんなだっけ?」と思い出してみたくなったので、記憶をほじくり返しながらまとめてみたいと思います。
誰が見てくれるかは知らない、ちょっとでも似た人がいたらクスリとでも笑っていただければ。


エケチャン〜幼稚園のころ

まず多分ディズニーのカセットを聴いていた。有名な挿入歌というよりもアメリカの童謡をディズニーキャラクターたちが歌っているタイプのカセットだった。けどディズニーにはそこまでハマらず、どういうわけか父がセーラームーンを見せてくれてそっちにどハマりした。

ずっとセーラームーンのカセットを聴いていたし、バンダイ先生のセーラームーンミュージカル(通称セラミュ)にどっぷりハマってその曲ばっかり聴いていたと思う。あとはザ・ピーナッツのカセットも聴いていた。なぜ。


小学生のころ

セーラームーンにはどっぷりのまま、ザ・ピーナッツを聴きつつクラシックも聴き始めた。多分訳も分からず両親が好きなジャズも聴いていたと思う。100均にクラシックのCDがたくさん売っていたからたくさん買ってもらって聴いて、作曲家たちの名前を当てるクイズをまとめた「クラシック新聞」なるものを勝手に作って音楽の先生に売り込む迷惑な小学生だった。多分くそつまらない新聞だったけど、褒めてくれてありがとう先生。

クラシック新聞は発行元のわたしが飽きてあっさり廃刊になった。


中学生のころ

一番多感な時期である中二のころ札幌に引っ越しをして、のびのび生きていたド田舎の芋娘が都会に溶け込めるはずもなく、友達もできずチャラいクソガキどもにいじめられながら鬱々とした時代を過ごすことになってしまったんだけど、そのタイミングで出会ったのがバンプだった。

とにかく優しくて、そのやさしさに甘えるかのように聴きまくってた。CDはもちろんポンツカも聴いていたし雑誌も買った。「星の鳥」の冊子を毎晩読みながら泣きながら寝たりもしてた。バンプがきっかけで他の流行りの音楽も聴くようになって、少しだけ友達らしい存在もできた。あとこの頃に銀杏BOYZにも出会った。タイミング悪い、やらかした。


高校生のころ

一番迷走していろいろなものを聴いていたのがこの頃。

相変わらずバンプも聴いていたけどなぜか唐突に狭く浅くビジュアル系にハマり、たいして詳しくもないのに高校一年の自己紹介のときにビジュアル系好きを公言してしまったせいでクラスのギャルに「ビジュ」っていうとんでもないあだ名をつけられてしまった。

そのあとすぐにビジュアル系には飽きてしまって、よくある「人と違う音楽を聴きたい!」という欲望に駆られてひたすらYouTubeでよくわからないバンドを発掘してはバカでかいヘッドフォンで爆音で聴いていた。(ゆら帝、毛皮のマリーズ、嘘つきバービーとかああいう感じの)銀杏BOYZも中学より聴くようになった。最高だった。ミッシェルとブランキーに出会ったのもこの頃かな。

幅広く手を出していて、その頃に出会ったのが安藤裕子。

聴いてきた音楽の中でも圧倒的に異質で、その世界感にドはまりした。その流れでクラムボンとか原田郁子とかコーヒーの似合いそうな音楽も聴き始めたけど、安藤裕子はその中でも抜群に好きで聴いている間は別世界にいるような不思議な感覚になれて好きだった。というか今も好きです。

あとは何がきっかけだったか忘れたけど地元のライブハウスに通ってwonderverっていうバンド(今も活動しているみたいで嬉しかった)を応援していて、その頃に出会った友達(音もだちw)は今も仲良くしてる。


専門学校のころ

リンゴ・スターと志磨遼平をこよなく愛するパンクバンドのフロントマンと2週間だけ付き合った。その彼氏を含む友達数名と学校帰りに近くのタワーレコードに行って、その彼氏とだけタワレコに残って彼氏の好きな音楽をたくさん教えてもらった。(でもほとんど覚えてない)

その彼氏がライブをやってたときに対バンでボイガルを見た。遅れてやってきたわたしの思春期にボイガルの青春パンクが突き刺さって、彼氏と別れたあともボイガルのライブに頻繁に通った。
そのおかげで札幌のいろいろなバンドもたくさん知ることができたからわたしのリンゴ・スターにはそこそこに感謝している。そこそこに。

ライジングサンにも初めて行った。一年目はボランティアで参加していたけど二年目以降は専門学校の友達繋がりで知り合った子たちと一般客として参加した。ライジングのおかげで増えた友達は今も仲良く次回以降のライジングを心待ちにしてる。
自分は「ああこういう音楽が好きなんだ」とピンとくるようになったのもライジングのおかげ。来年は開催してくれたらうれしいな。

アートスクールと安藤裕子が好きな友達にGRAPEVINEとKARENをおすすめされたのもこの頃。


そして、今

成人してからの音楽遍歴をまとめようとしたけど思い出せないほど紆余曲折したせいで文章にならなくなってしまったからここはざっくりと。

結局のところちょこちょこ嗜んできた音楽を今も聴いているわけなんだけど、性格上「満遍なく」というのが多分苦手なのでGRAPEVINEと安藤裕子ばっかり聴いている。そのほかは昔から好きだったバンドの音楽を懐かしんで聴いたりもしつつ。

GRAPEVINEを初めて聴き始めたあたりは「何歌ってるか全然わかんねえ」と思ってあんまり好きじゃなかったけど、いつかのライジングでGRAPEVINEのステージを観て歌のうまさと演奏の厚みに度肝と心をブチ抜かれてからはすっかりハマってしまって今はApple MusicのヒストリーでGRAPEVINEしかプレイリストに入らないくらい聴き倒させてもらってます。



ざっくりざっくり思い返しつつ書いてみたけど、別にたいしてヘンテコな遍歴でもなかったな……。
特に何か伝えたいメッセージがあったわけでもないので、もし似たような遍歴を辿った人がいたら仲良くしてください。

あ、セーラームーンの音楽は劇伴含めマジでいいので全人類に履修していただきたいです。

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