見出し画像

級友にも感謝するなど #大人になったものだ

このマガジンでは、まとまりきれてない考えごとの断片を置いていきます。
-----

募集中のお題に乗じてみたりして。


大学時代の同級生で弁護士をやっている友人がいて、こないだ彼と久しぶりに会って。

法学部ではなかったのに卒業後に法科大学院に行き、見事に司法試験に合格。
今は事務所に所属しながら、大手企業に出向という形で勤務しているという。

…立派。
私なんかとはおよそ「身分」が違ってしまっていて。

思えば仲良くしていた友人たちはこういう立派な仕事をしているのが多く、みなそれぞれに出世などもしていたりする。


自分がそういう道を選ばなかったのだし、微塵の後悔もしてないのだけれど、20代の前半のころはまだそんな友人達にたいしてどこか「羨み」に近いモヤモヤが腹の底で疼いたりして。

一緒に飲みに出かけて楽しんでも、別れて帰路にはどこか惨めったらしい気分に苛まれたりもしたものだけど。


しかし時が経って、生きる世界がより離れてくると、「お互い知ってることは知ってるし、知らないことは知らない」「わかることはわかるし、わからないことはわからない」っていう当たり前のことがより明らかになってきて、それによって逆に、「それぞれのフィールド」での生き様に対して互いに敬意を払えるようになってきたりするもので。

もとい、そのように敬意を払ってくれていることを感じるので、自分も自分で許してやれるようになるもので。


何をしてくれるでなくても、このリスペクトがありがたい。
「いつもいっしょの友達、ありがとう!」みたいなナイーブなことではなくて、もう少し深いところで、級友に感謝できるようになったこと、大人になったものだと、そう思う。


#雑感 #日々のこと #大人になったものだ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?