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足るを知る。

2020年10月6日をもって【 藤原食品 釧路支店 】のオンラインショップがついにOpen✨Web上に載せれるとこまで来れたことに、ただただ驚きを隠せない。

オンラインショップの立ち上げを思い立ったのは8月後半。ほんの、ついこの前のこと。

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よくもまぁ、短期間でここまで仕上げれたなと...今日までのスケジュールを振り返るだけでも吐きそうになる。

こんな短いスパンでカタチに出来た記録( むしろ奇跡 )は残しておく価値があるはず!!というワケで、ひと通りnoteに書き留めておこうと思う。

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そもそも事の発端は、2020年の5月に『 釧路・京都マルシェ 』という無茶ぶり企画を京都で開催しようと、釧路と京都のそれぞれで出店者さまを募り、会場もすんごいオシャレな場所を押さえ、着々とイベントの準備を進めていた矢先...

おそらく今年の流行語大賞をかっさらっていくであろう!!!『 新型コロナウイルス 』騒動の余波を受け、あえなく断念。

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ものの見事にすべて白紙に。

しかし、そこで少し自分の中で風向きが変わった感じを受けた。新しい扉が次々と開きはじめていったのはこの頃からだったように思う。

世の中の動きが止まったと同時に、自分の話だったり、ずっとあたためてきた企画に対して耳を傾けてくれる人が現れだしたのだ。←完全に奇特な方である。

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仕事以外は極力StayHomeに努める中、先方と順調にリモートミーティングを重ね、自然な流れの中で精一杯のコミュニケーションを図った。

そんなある日。

とあるスポーツチームに所属する選手の個人スポンサーの話が持ち上がる。

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今、振り返れば、この時点でもうだいぶおかしなことになっているw

話が出来過ぎているのだ!!!!

おまけにトラブルも不安要素もほぼ無しw

年始早々、社長とノリではじめた納豆ビジネスの一分野がこんなところで芽を出すとは!!!!

まったくもっての想定外w

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そして、あれよあれよと選手、チーム関係者と話が進み、6月にはちゃっかり個人スポンサー契約成立。

ある意味、思いもよらぬ方向へと運命が変わってしまった。

『 釧路・京都マルシェ 』計画が頓挫してから、3ヵ月が経過しようとしていた。

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納豆 × スポーツ、納豆 × アスリート、納豆 × 釧路、、、、いろんな可能性を探る中で、納豆のネバつき感が功を奏したのか?? ご縁がご縁を結び、そこからまた新しいご縁へと。

たくさんの点が線となっていった。

そして、いろんな特技を持つ仲間たちが増え始める。

もはやドラクエ状態w

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そんなドラクエ的、中心メンバーを少しだけご紹介すると、京都の老舗納豆屋4代目を筆頭に、納豆製造に関して、えげつないスペックをお持ちの60歳オーバーのおねえさま方、わが社の納豆ラベルに限り100%シェアを誇る印刷屋の2代目、はたまた京都の山奥でレストランを営むオーナーとシェフ( 野菜ソムリエ )、シュートセンス抜群と脚光を浴びる現役バリバリのプロアイスホッケー選手。昨年、惜しまれながらも引退を決意し、大企業のサラリーマンとなった元アイスホッケー選手など、錚々たる顔ぶれである。

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もはや自分の指では足りないほど、他にも高いポテンシャルを持つ仲間がたっくさん!!!!

かつて、なんでも自分でやり遂げたい!!常に、我が道をマイペースに突き進むワンマンタイプだった自分が、今年は他人の協力を得たり、お仕事をお願いすることが格段に増えた。

また、出来ないことは出来ないと最初の段階で断ることも覚えた。

大きな物事を進めようとするほど、自分以外の他人の手助けが必要なことも痛いほどわかった。

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それは、
足るを知るということ。

相手と物事を進めていくうえで、お互いが足りないからこそ補えあえるわけで、足りない者同士だからこそお願いし合ったり、限りある時間の中で協力しながら進められる時間の尊さにも気付けた。

また、無理を承知で相手に伝えることで、助けてもらえることも多々あった。

いざ言葉にして伝えてみると、意外と承諾してもらえたり、すんなりと物事が進み出したり。

まず、こちらから先に心を開くことで、相手も心を開いてくれるということだったのかもしれない。

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今回のオンラインショップ立ち上げにおいて1番ネックとなったのは納豆の商品画像だった。

もちろん、プロのカメラマンに代金を支払って撮影を頼んだり、自分で撮るという選択もあった。

しかし、このプロジェクトがご縁からご縁へというバトンを繋いで来ただけに、最後の締めくくりまで想いのこもった内容にしたかった。

そこで、撮影をお願いしたのは先日、中国地方のとある県のアイスリンクで知り合った小学4年生の女の子のおねえちゃん。←ややこしい。家族巻き込んでの一大事w

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女の子の親御さんとはプライベートでも仲良くさせていただいていたこともあり、SNSの投稿を見かけた瞬間、これだ!!と感じた。

しかも、彼女は高校時代に写真部だったことが判明し、カメラが好きとのこと。←その場、その場で必要なスキルを持つ人が絶妙なタイミングで現れるという奇跡w

若い世代の好きや得意といった可能性にかけたいと思い、即、親御さんにオファーを申し出た。

データの提出期限まで1週間という無理なお願いにも関わらず、快く承諾していただき、さらに欲を言えば、彼女のファインダー越しの素の世界観を見たかったこともあり、テーマは自由とさせてもらった。

お渡ししたのは納豆のみ。

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テーマがない分、撮影はとても難しかったと思う。

自分の中で、納豆はやはり家庭の食卓であったり、湯気が立ち上るようなイメージが強かったため、洗練された商品画像よりも、思わず見入ってしまうような1枚が欲しかった。

どうしても、そこを超えたかった。

彼女は学生ながら、メールのやり取りひとつとっても社会人顔負けの対応で、画像データも期限内に完璧な状態で提出してくれた。

仕事として、真剣に向き合ってくれた。

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また、妹の小学4年生の女の子もモデルとして協力してくれた。

早速、送られてきたファイルを開き、画像のチェックを進める中で、やはり自分の直感は正しかったと確信する。

彼女にお願いして正解だった。

データ画像を1枚、1枚と開いていく度に想いが込み上げ、涙が頬を伝った。

心が浄化されていくような優しい涙だった。

涙が溢れ出るのが止まるまで、静かに、静かにひとりで泣いた。

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本当にこのオンラインショップが立ち上がるまで、数え切れないほどの多くの人たちが関わってくださり、誰一人欠けてもここまでたどり着けなかった。

まさに2020年の集大成!!

アメニモマケズ、、カゼニモマケズ、、コロナニモマケズ。

そして最後に、心友のことに触れておきたい。

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今回、新作の納豆ラベルの筆文字を書いてくれた高校時代の同級生。

書道の大師範という肩書きを持つ彼女は、高校のクラスメイトで、わたしが18歳で故郷を離れてからもずっと変わることなく、現在もわたしを支えてくれている。

家族も増え、わたしがなかなか帰省できず、長い時間が空いても、遊びに行った時には必ず子ども達はひっつき回して、転げ回って一緒に遊んでくれる。そして、わたしのつくる『 タコ焼き 』を喜んで食べてくれる。

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それぞれの思いや繋がりがバトンをつなぐように完成した新作ラベルは、わたしにとって一生の宝物になった。大切な仲間とつくりあげた最高の宝物だ。




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