母さんからの誕プレ、いりません。

30代過ぎてこう伝えました。

母のことが苦手です。
小さい頃は1番母に甘えていた思い出もあります。
幼児のときに「しなないで」と泣き喚いたこともあります。

でも苦手になりました。

わたしは三きょうだいの1番下で、末っ子で、
スポーツをしたり友達と遊びに行ったりしていた年頃のきょうだいたちには、
構ってもらえない、わからない言葉でふたりは仲良しそう、自分は妹なのにやさしくされない、と不満に思っていたみたいです。

母が苦手なのは、わたしをいつだって[下]に置いて扱うから。

一番甘えたかったひとが、きっと母。
でもわたしはプライド高く、本や物語が好きで、何か新しいことを知ったり、空想したことを聞いてほしくて、大人からしたらめんどくさい子だったと思う。

でも泣いた。
母に泣かされた。

すぐ疲れる子だったから、突然その日に「ピクニックに行こう」といわれ険しい獣道のなか連れ出され、不安で嫌だからと泣いてしまっても、

「せっかくなのに、わがままいわないのォ。ホラ兄ちゃんも来でぐれでるのにィ」


わたしのせいで悪いと言われたみたいで幼児の時のわたしは凄くショックだった。母さんが勝手に言い出して突然決めて急かして連れてきたくせに。

小学生の高学年くらいの節分。
上のきょうだいたちふたりとも思春期で、家の中の雰囲気はピリピリと感じた時期だった。
わたしにはふたりの状況も気持ちも察せなくて、話しかけづらくて寂しい居心地だった。
その日わたしは何かひどい出来事があって暗い気持ちで落ち込んでいた。

夕食後、みな同じ空間にいたがそれぞれ別の方を見ていた。
母だけひとりで突然、
「今日節分だから豆まぎしよウ!ソレ、オニハーソト!フクハーウヂ!!」

と大声をあげて、無言でゲームをしているわたしに向かってだけ、豆を上から浴びせてきた。
わたしは幼児の頃のようにひどい鳴き声をあげて大泣きした。

もうわたしは小さい子じゃないのに、母はわたしにだけこんな態度をしてひどい気持ちにさせる。うえの2人にはしない。わたしは差別されて扱われていると強い理不尽に感じて悔しくて悲しくて泣いた。
それを見ていたおじいちゃんもおばあちゃんもうえの2人も母に何も言わずに無視していた。
わたしは母にいじめられているのに、誰も助けてくれないかばってくれないと、すごくショックで寂しくて悔しくて悲しくて泣いた。

父が母に注意しているのが聞こえたが、よく覚えていない。
泣かされたこの記憶だけは今でも落ち込んだ時リピートして思い出される。
そして母にむかって全力で暴言を吐いて反撃する空想をする。

「旅行さ行ぐどぎ履ぐ靴、買ってあげルゥ。あの薄汚れた靴で行ぐのォ?」

もう30代になったわたしにはこう言った。
この続きはまた書きます。
読んでくれてありがとう。

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