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笑うマトリョーシカ追っかけ考察note

7月1日

アンチヒーローが自分の中ですっきりと終わったと思ってたらまたもや面白そうな考察ドラマが現れた。「笑うマトリョーシカ」という政治家の欲が絡んだ事件モノ。主役が新聞記者の道上(水川あさみさん)で、取材対象の政治家が清家(櫻井翔さん)。この政治家の高校時代の級友であり現秘書の鈴木(玉山鉄二さん)、同じく級友で現後援会長の佐々木(渡辺大さん)。この4人の関係性がドラマの中でも重要ポイントになっている。
アンチヒーローの時のようにリアタイ視聴、録画をおさらい、次回の前にもう一度復習して次に挑むような深いストーリーになってくれると嬉しい。

相関図|TBSテレビ 金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』

早見和真 原作本
「笑うマトリョーシカ」

番組開始前のキャストインタビューを見たら座っているのが玉山さん、水川さん、桜井さんの3人だった。ということは渡辺大さん演じる佐々木は級友であり後援会長でありながらそれほど密接した役柄では無いのだろうか?
ただ、第1話の清家と道上の密会場所が佐々木が経営する日本料理屋でのれんの後ろで佐々木が二人の様子を伺っている。鈴木には内緒で佐々木の店ということは清家にとって佐々木の方が信用できる人間なのか。

マトリョーシカはロシアの人形で、幾重にも重なった人形のいちばん内側に作った人が願いを書いた紙を入れておくとその願いが叶うと言われている。外側から1体ずつ人形が割れていくときに清家や鈴木、佐々木の人間性が善と悪と入れ替わっていったい誰を信用すればよいのか判らなくなっていきそうな、そんな物語が展開されていく予感がして金曜の夜も目が離せない。
第1話が6月28日に始まった。このドラマをこれから追っかけて行きたい。
道上母娘は好きな俳優。さっぱりと竹を割ったような性格に見える二人の俳優のドラマの中での繋がりも気になっている。

第1話の中では、

清家 
良家のご子息風 
人を疑わないまったくの善人
言われるままに受取りそれを実行していく人

鈴木
頭が切れ仕事ができる秘書
自分の心を他人には見せない
父親の死の恨みを清家を使って晴らそうとしている

たぶんこのふたりの善悪が回が進む都度入れ替わって見えるのではないか。
それを「マトリョーシカ」の一言で表したドラマ。
原作者も加えてのインタビュー内で櫻井翔さんが万華鏡のイメージもあると話すと、原作者が実は「笑う万華鏡」の案もあったと応えていた。万華鏡のくだりは打ち合わせ無しだったらしく櫻井さんもその偶然に驚いていた。このやり取りでドラマがますます興味深く思えた。

7月3日

どうしてこのドラマは6月最終週にスタートしたんだろう。内容とは関係ない考察だけど、単純に考えるならオリンピックがあるからだろう。オリンピックは7月26日(金)から8月11日(日)まで。3話分が入ってくる。
6/28が初回、7/5、12、19 の4話まで進むと8月16日の第5話まで飛び、9月20日が第10話。内容によっては13日に切りあがるか?! でもこのドラマ、結構今から引き込まれる予感満々。もしかしたら最終話が時間延長になって終わる可能性も充分あるように思っている。9話で終えるつもりなら7月に入ってから放送を始めるだろう。だから10話確定と考える。

清家のかつての恋人役が田辺桃子さんと判った。この人深夜ドラマでかつアイドルの相手役が多い。でも演技を見ていると本格的な女優(俳優)になる器を持ってそうで安心して見ていられる。最近よく見かける好きな俳優だ。

若き日の役を演じるのは、
清家一郎(櫻井翔) → 青木柚
鈴木俊哉(玉山鉄二)→ 西山潤
佐々木光一(渡辺大)→ 濱尾ノリタカ

鈴木配役がいちばんぴったり来た。ただ、顔や背格好だけではないから声や雰囲気を含めて決めた配役なのだろう。話し方や間の取り方などが近いとこれから「あー、似てる」って思う場面がたくさん出てくるのだろう。
道上の父、道上兼高も開始数分で亡くなってしまったけどそれだけで渡辺いっけいさんが出て消えていくとは思えない。回顧シーンで事件の核となるようなやりとりが何度も登場するに違いない。

新聞記者、社会部の山中は一見気難しそうだけど実は気がつく気が利く人だと思う。大事な時にさっと現れそう。青山は文芸部で道上の金魚のフンっぽいどこでもついていく役どころに見える。
道上の元夫・旗手健太郎は何をしている人なのだろう。どうして息子・勇気は道上や道上の母と暮らさないのだろう。

政治家、羽生内閣総理大臣と矢島外務大臣は清家の実父・和田島官房長官や鈴木の父親宇野(不動産会社社長)とどういう関係性だったのか。福音学園に入っていた3人は裕福に暮らしていたはずだ。学園長の一色は善い人そうな顔をしていても実は政治家と繋がる裏の顔を持っているんだと思う。清家の父、鈴木の父、道上の父、は何に気づき亡くなっていったんだろう。何かを正そうとしていたのかも。愛媛出身代議士の武智も既に亡くなっている。武智の元秘書は何のためにドラマに出てくるのか。
後援会長で同級生の佐々木の実家はどんなだろう。由緒ある料亭なのか、父親は元気なのか、清家が書いた「悲願」には自叙伝という形を隠れ蓑にし清家が後に残いたい何かがきっと隠れているはずだ。どんな鍵が隠されているんだろう。第2話が2日後に近づいてきた。この相関図の中では事件にいちばん遠い存在に見える佐々木が実は重要人物の気がしてきた。


(引き続き追記していきます)


お借りしました。Photo byyossytech123さん

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