田舎への移住の壁は人 EP#11


今回紹介するエピソードは、今だと完全アウトですが、当時は微妙だったりするものです。

またこの話も、都市部でも普通によくある話なのかもしれませんが、私はやられたのが田舎に移住した時が初めてなので、書いていこうと思います。

この事件も突然起こりました。

ある日帰宅したら、玄関の前に段ボールが無造作に置かれていて、見ると宅配の荷物でした。

コロナが始まった事で、今でこそ一般的になった 置き配 ですが、その頃にはほとんど浸透しておらず、また置き配を宅配会社に事前に頼んでいたわけではないのに玄関前に放置してあったので、仕事が雑なドライバーかなんかに当たったのかなと思ってその時は特にそれ以上は何も思わず気にもしませんでした。

その後数回の宅配は、普通に配達されたのでやはりあの時はたまたま雑な宅配ドライバーに当たったのだなと確信に変わりつつありましたが、またある日、帰宅したら玄関前に無造作に宅配の荷物が置いてありました。

しかも今回は荷物のテープが一度剝がされ、貼りなおされたような跡があり、明らかに中身を見たような痕跡がありました。

中身を確認したところ、中身が盗まれたような事はないので、内容物の表記には、品物の型番が書いてあるだったので、中身が何かはわからず、中身が何か確認しただけ かなと思いました。

しかしその時に、最初に玄関に放置してあった荷物も開封してあったのかもしれないと思いました。

今は通販会社の荷物の箱を開封すると明らかに跡が残るような段ボール箱の構造になっていますが、当時は販売サイトの名前が書いてあるだけのただの段ボールに一般的なテープで密封してあるだけのものでした。

これは明らかにおかしいいと思い、すぐに宅配会社に確認を取り、配達する時に、開封されていたかどうか問い合わせた所、ドライバーには そのような記憶はない と返され ただ、不在なので不在通知を投函して荷物をトラックに積もうとすると、どこからかばあさんが出てきて この家(うちの事)とは親しくて仲が良いからうちが預かって渡してやる というので預けた という答えが返ってきました。

今では配達先に無断でそんな事をする会社はありませんが、当時は緩かった時代だったのでしょうか 会社としても許していたのかもしれません。

私は、それを聞いたとたんに ああまたあの ばあさん か と、なるほどあのばあさんならやりそうだとその時思いました。

そして、その宅配会社に、近所に親しい家はないから不在でもなんでも近所に何があっても何を言われても近所に預けないでほしい と念を押して了承をもらいましたが、それがクレームと思われたのか表に出ると問題になるのか知りませんが、営業所長が飛んで来て、謝罪とともに菓子折りを持ってきましたが、私はそんなつもりではなく、今後は絶対に近所に預けないということを約束してくれればいい と話しをして約束してもらって帰ってもらいました。

これも本人に直接 預からなくてもいい と話しに行ったところで、田舎の場合には 人の親切を無碍にするのか、と人の言う事を聞かないばかりか、そんな事を言いに行ったら、機嫌が悪くなって、どんなわけのわからない風評を流されるかわからないので、その方法は最後の手段で使えないのです。

さて、みなさんはここで終わると思いますか?
実はこの話にはまだ続きがあります。

そのエピソードはまた次回に書きたいと思います。

今回も最後までお読みいただき大変ありがとうございました。

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