見出し画像

見た目は地味で味わい華やか…、フランスの菓子

飯田橋から東西線で一駅移動。神楽坂駅でおりてちょっと歩いたところに「オー・メルベイユ・ドゥ・フレッド」っていう店がある。

画像1

フランス菓子の専門店で、黒い箱のような建物に大きな窓。窓の向こうにはシャンデリアと、華麗で豪華な空気が漂う。
ショーケースの中や上にはお菓子が並ぶ。
厨房の中で働いている人も、そとでサービスする人もほぼフランス人という徹底ぶり。

画像2

もともと神楽坂から市ヶ谷にかけてフランス大使館関係の施設が集まるエリアでブラッセリーやビストロが目立ってた。そんなところにお菓子のお店。
パリに本店。そこで生まれた「メルベイユ」ってお菓子がメインの商品で2階のカフェで早速試す。チョコやチェリー、シナモンなどなど6種類のフレーバーがあり、キャラメルとヘーゼルナッツを選んで食べた。

画像3

焼いたメレンゲとホイップクリームで出来上がっている、姿はモンブランみたいな感じ。
焼きメレンゲと聞くと硬いのかと思うけれど、スプーンをあてるとあっけないほどススっと入る。
しかも軽くて口に含むとフワッととける。

画像4

溶けながら焼けて砕けたメレンゲがサクサク壊れる。なめらかな溶け心地と乾いた感じが混じり合うにぎやかな食感独特。
メレンゲの甘さは上品。乳脂肪分の高いクリームが口の中でバターのようにふるまう感じに、あぁ、体に悪いんだろうなぁ…、と思うもあっという間にお腹に収まる。一個たったの320円。もしかしたら全種類並べて食べられるかもしれないなぁって思ったりした。オキニイリ。

画像5

そしてもうひとつ、チョコチップブリオッシュをたのんでみた。680円だったかなぁ…、やってきたのがびっくりするほど大きかった。

画像6

手に乗っけてみると手のひらよりも大きくて、そのまま帽子になっちゃいそうなサイズ感。
空気含有量がちょっと少なめ。だからずっしり重たくて表面がちょっとペトっと濡れた感じ。

画像7

ちぎって口に含むと一瞬、口の水分を持ってくのだけど、水分含んでとろけてはじめるとあっという間に消えていく。シュワッととろける感じがごちそう。なによりチョコチップのチョコがビターで酸味がくっきりしていておいしい。
メルベイユにしても派手ではないけどおいしくなにより程よい値段。いいじゃないのと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?