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クリーミーでとろけるスクランブルエッグにクロワッサン

おいしいクロワッサンを食べたいなぁ…、と思ってリチュエル。

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最近、デパ地下に積極的に売り場を増やしてるおしゃれベーカリーのカフェが新宿ルミネにある。
都営新宿線や京王線の駅からダイレクトに入れる便利ではあるけれど、地味な印象のフロアの一番奥にある。
他のお店はほとんど昼から営業で、お茶漬けの店とここだけで朝食営業をしているんだという認知がほとんど無いからでしょう。いい店なのにいつもガラガラ。
一店舗だけががんばってもお客様が呼べないコトってあるんだなぁ…、ってしみじみ思う。

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ランチ以降はパンがメインのランチやケーキでお茶を楽しむ人たちでにぎわっている。待ちがでることもあるようで、そんな店に待たず入れてほぼ独り占めって感じでこうしてたのしめるのって、早起きは三文の徳だなぁ…、って思う。

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朝のスペシャリテモーニングプレートを選んでたのむ。
朝から1200円という値段が不人気の理由のひとつでもあるかもしれず、けれど他にもパンと飲み物だけのセットやクロックムッシュみたいな料理もあるからいろんなたのしみ方ができるはず。

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クロワッサンに生パントースト。スクランブルエッグにベーコン、サラダ、バターにジャム。飲み物が自由に選べてこの値段なら十分価値を感じるはず。

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しかも紅茶はマリアージュフレールだし、カヌレ型のレシート入れにナイフフォークレストはパイ型。乙女心がくすぐられるうえ、インスタ映えもするはずなのにもったいない。
3ヶ月ほど前にも来てる。同じ料理を食べたのだけどスクランブルエッグの状態がまるで違っていてちょっとびっくり。

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前回のはチリチリと玉子がよじれて仕上がった炒り卵みたいな仕上がりだった。
ところが今日のはバターをたっぷり飲み込ませクリーム状に仕上げたもの。
卵色したカスタードクリームみたいな姿で、けれど食べると塩とバターと卵の風味が混ざり合って口に広がる濃厚な味。
危険な味です…、でもおいしい(笑)。

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まず野菜サラダを全部たいらげ、生パンちぎってスクランブルエッグをたっぷりのっける。
口に含むと玉子とパンが混ざり合いぽってりとろりととろけて消える。スクランブルエッグの卵やバターの味があまりに強烈で、パンの食感や味なんてまるでどうでもいいほどおいしい。カリカリに焼けたベーコンも一緒に口に含んで食べると、パンで作ったカルボナーラのようになってく。オゴチソウ。

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クロワッサンは本当においしい。バターをたっぷり練り込んだ生地。焼くとバターが沸騰しながら生地の中へと行き渡り、揮発しながら表面焦がす。まるでバターで揚げたような表面ざっくり、壊れてお皿に散らかる様がまたゴチソウ。

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クロワッサンにスクランブルエッグを浸して食べるとバターを噛んでるみたいな味わい。スクランブルエッグを全部食べ、バターとマーマレードをお皿にのっけて混ぜ合わせ、クロワッサンにのっけて食べると、塩気と甘み、そして苦味がひとつになってウットリします。

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これひと皿で今日一日が元気に過ごせる…、こんなゴチソウを食べずにすますのはなんとも残念、もったいない。日本の朝食シーンっていつまで貧しいままなんだろうって思ったりもする。なやましい。


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