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開かれたホテルの朝はすばらしい!

渋谷の街はボクらにとってハロウィンをたのしむ街でもあった。
終電を気にすることなく、乱痴気騒ぎの中に身をおき心置きなくたのしむために渋谷のホテル泊まり込み、寝ぼけ眼で朝食をとる。
たった1日。でもまるまる1日、渋谷の人になることがボクらのハロウィンのたのしみだった。
ホテル選びは苦労した。東急系のフラッグシップホテルに泊まったときなんて、仮装してロビーに出たら完璧にアウェイな感じでドキドキしたもん。ハロウィンの日にニューヨークのタイムズスクエアのWホテルに泊まったらスタッフみんなが仮装してて、普通に格好でいることが恥ずかしかった。

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そんなホテルがなんで渋谷にないんだろう…、って思っていたら、公園通りのPARCOの向かい側に「ホテルKOE」ってダイバーシティをテーマにしたホテルができて、その一階のロビーカフェがすばらしかった。
どんな部屋なんだろうと見せてもらったら、4人で使えるスイートがクールでステキで、その場で次のハロウィンの予約を入れた。

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2019年のコト。結局、次のハロウィンは彼が亡くなったこととコロナで台無し。本当だったらこんな朝をみんなでむかえていたのかもな…、って今日は思った。
3種類の料理の中からメインをひとつ。料理は厨房からできたてが運ばれて、それにパンとソフトドリンクのバフェがつく。10種類ほどの自家製のパン。ジャムやバターのようなパンのお供が10種類以上用意されているのがたのしい。

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ホイップバターにチョコペースト。アプリコットのジャムにピンクペッパー、はちみつ、それからオリーブオイルをお供を選んでアイスティーにオレンジジュース。

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メインはオムレツアボカドサラダを選んだ。
他にはスモークサーモンのエッグベネディクトとソーセージスクランブルエッグが用意されてた。

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丸めず開いたままで盛り付けたプレーンオムレツに4分の1カットのアボカド。上には岩塩パラリ。
野菜のサラダにドライトマト、オレンジスライス。
大きなベーコンのグリルがひとつお皿に盛り込まれていて、お皿の上に朝が降りてきたような目に鮮やかなオゴチソウ。

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味をつけすぎないで、素材それぞれの持ち味と、その組み合わせで味わうようにできている料理というのがボクの好み。作ってるのはキャップをかぶった若い渋谷系の男の子たち。ニコニコ笑顔が明るくて、している仕事が楽しくってしょうがないってムードがなによりオゴチソウ。

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パンはふっかりとしたチーズブレッド、しっとりとしたチョコブレッドにバゲットを選んで並べる。チーズブレッドにオムレツのっけてピンクペパーを散らしてパクリ。ピンクペパーがカリッと弾けて爽やかな香りに目覚める。

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チョコブレッドにはチョコペーストにバターをどっさり。バゲットにはオリーブオイルとピンクペパー。おかずがなくてもこれだけで十分おいしくたのしめる。

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それにしてもスゴイ人気です。昔来たときよりも混んでててほぼ満席。一人で朝の時間をたのしむ人もあり。友人同士で特別な時間を共有するため来ている人たちもいて、外に開かれたホテルのパワーはすごいんだ…、しみじみ思う。オキニイリ。


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