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あんずジュースと天ぷらそばの浅草


11回目の23日。浅草寺さんにお参りするため浅草にきて喫茶店のアロマで朝食。

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チーズトーストを作ってもらってお供は冷たい杏ジュース。

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たっぷりの氷と一緒にミキサーでジャジャっと混ぜてとろりなめらかなジュースが完成。酸っぱくって甘くって、シャリッと冷たくシャキッと目覚めるオゴチソウ。

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今日もおなじみさんがにこやかに和気あいあいと世間話をたのしんでいる。
恰幅のいいおじさんが、中国料理のコースに出てくる北京ダックってなんで一人一貫だけなんだろう…、ってぶつくさ言う。4、5貫食べなきゃ食べた気がしないんだよなとふてくされたような表情が、タナカくんにそっくりでちょっと笑った。「長生きしたきゃ3貫くらいにしときなよ」って一緒に来てたお友だちに言われて「はいはい」って首をすくめる。ちょっと泣く。


お参り終えて浅草の街をふらふら歩き、お腹をすかして尾張屋本店。

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天ぷらそばで昼にした。
浅草の街には二人でよくきた。
浅草寺さんに道具街。ちょっと手前には上野の森の美術館とか博物館。新宿なんかとは空気が違って、小さな旅行の気分にひたれた。
帰りに御徒町の吉池で魚をどっさり買ってかえったりしてネ。そんなときのお昼は大抵、尾張屋にきて天ぷらそば。

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お腹が本当に空いてたときには天丼をひとつたのんで二人で分けたりもした。結局、必ずここではエビの天ぷらを食べることになっていた。
おいしいんだからしょうがない。
天ぷらの衣が厚すぎず薄すぎず、チリチリ花が咲いたように揚げられていてそれが汁をすって散らかっていくと汁がどんどんおいしくなっていく。そう言えばここではいつも熱いそば。夏でも熱いそばだった。

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今日も熱々の天ぷらそば。器を見事に横切る立派なエビの天ぷら。むっちりしていてプチュンと歯切れ、甘くて香りがしっかりしてる。天ぷらの衣をまとってもまけることなく、むしろ衣がサクサクハラハラ壊れて散らかる感じがエビの食感を引き立てるのが心地よい。

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ばっさり歯切れるそばの風味は力強くて、豊かなうま味をたたえた汁は後口スッキリ。やさしい酸味が舌に残って、次のひとくちをねだるおいしさ。
するんするん、ハフハフ食べる。

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香りの強いゆずは外してネギも食べずに尻尾は食べた。汁一滴も残さずにキレイに食べたよ…、また来よう。


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