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カリーが〆のフランス料理

新宿の中村屋ビルの最上階にある「グランナ」というレストラン。

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ビルの一番下にはマンナっていうレストランがある。どちらも直営。マンナの方はアラカルトが中心の気軽なお店。一方、グランナはコースがメインのフランス料理寄りの、ちょっと背筋が伸びる系の店。
前から来てみたかったんだけど、シェフのおすすめコースが期間限定で安くなってる。良い機会…、と予約してきた。

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気持ちのよい空間です。
高い天井、大きな窓。ゆったりと配置されたテーブルに椅子。贅沢を感じる空間ではあるけれど、テーブルクロスがかかるほどの堅苦しさがあるわけでなく、ほどよくカジュアル。
予約したコースには乾杯用のスパークリングワインがついていたのだけれど、飲むという気分になかなかなれずグレープフルーツジュースをもらう。

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アルコールドリンクのセレクションは10種類以上あるのに、ソフトドリンクは烏龍茶にオレンジジュース、そしてグレープフルーツだけというのがちょっとさみしい感じ。
飲めない人のためにもっと知恵をつかって工夫すればいいのになぁ…、って思ったりした。もったいない。

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まず前菜の盛り合わせ。サーモンムースを真ん中に、周りに野菜がズラリと並ぶ。スティックセニョールに蕪に芽キャベツ、カリフラワーにエディブルフラワー。野菜はどれも歯ごたえ、歯ざわり最適で野菜自体の持ち味をたのしめるのにニッコリします。

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それから白菜とベーコンのスープ。
サラッとしているけれど味わい濃厚で、白菜の甘みとベーコンのうま味で味が出来上がる。
ベーコンの力ってすごいよなぁ…、ってしみじみ。あったまる。

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メインは牛肉。
脂をほとんど持たぬ部分をよく焼いて牛肉の出汁をつめて作ったソースをかけた一品。

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噛みごたえがよく牛肉自体の持ち味を酸味、香りの豊かなソースが引き立ておいしい。ステーキハウスのステーキとは違う牛肉料理を味わう。ひさしぶりだなぁ…、ってニッコリ。
ちなみにお店の入りは半分くらいでしょうか…、ご婦人方のグループや家族の会食が半分ほど。おひとりさまも結構いて、使い勝手の良さを感じる。悪くない。

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〆は中村屋の名物。チキンカレー。少量のご飯がお皿に、カレーソースがソースポットでやってきてチーズにピクルス、らっきょう。チャツネにオレンジピールなど薬味がふんだんに揃って食欲誘ってくれる。

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スパイシーでほどよき辛さ。最近、趣向を凝らしたスパイスカレーのお店が増えて本格的なカレーを味わう機会が増えた。けれどここの奇をてらわずずっと変わらぬカレーのおいしさはまた格別。

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骨付きの鶏肉が入ってそれもフォークで軽く押さえるだけでキレイに骨がスルンと剥がれる。しっとりしていて味わいなめらか。

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ほどよくお腹が満たされて、アイスクリームをいちごに乗せたデザートで〆。ゆったりのんびり、楽しんだ。


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