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サカキシンイチロウのおいしい手帖

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おいしいお店。おいしい料理。 愛着があってずっとこのままでいてほしいなぁ…、と心から思える宝物みたいなお店や料理を紹介します。
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2024年4月の記事一覧

ひやあつうどんに茄子天、ゲソ天、揚げた餅

ひさしぶりに「うどんや大門」。 中野ブロードウェイの地下一階のうどん屋さん。 厨房の前にカウンター、そこに6席。屋台みたいな設えで、人気があっていつも行列。開店前に来たんだけれどすでに行列。数えてみるとボクの前でもう6人。二巡目だなぁ…、と思って待ちます。 食品売り場のフロアーで生魚の匂いがときおり漂ってきて、市場で待ってるみたいな感じが面白い。 開店してから10分くらいでボクの番。待ってる間に「ひやあつの小、茄子天、ゲソ天、揚げ餅で」と注文してた。 だから座ったときには

すばらしきシュークリーム

午後から銀座で打ち合わせ。それまでの時間を甘いものですごしましょう…、と、銀座ウエストにやってくる。 ちょっと心配しながらきました。 おやつどきには行列ができることが最近多くて、空いてるかしら思ってきたのね。 お店の外に行列はなし。6割程度の埋まり具合で、うれしいことにオキニイリの場所があいてた。 厨房の中がチラリと見える場所。ベートーヴェンの顰めっ面を見ながらお茶を飲むのも乙といういうものです。 シュークリームのハーフハーフが今日のお目当て。 ブレンドコーヒーをお供に

これから通うお店になりそう…、Spaghetti SHU

西新宿にある「ハシヤ」というスパゲティ屋さんが好きでよくいっていた。 オフィスビルの地下食堂街にあって好きだったんだけどにぎやかすぎてせわしなく、ときに荒っぽさを感じることがあってちょっと苦手に感じるようになっちゃった。 それでハシヤ出身の人がやってらっしゃる四谷の「ながい」を重宝するようになったんだけど、同じくハシヤ出身の方が九段に店を出したと言うのでやってきてみる。 「スパゲティシュウ」って名前。 店名に添えられるように by HASHIYA って書いてある。 開

ビビンパ、プルコギ、本場のゴチソウ

ひさしぶりに夜の妻家房。一階がキムチや韓国食材を売ってるお店。狭くて急な階段を上がった2階が韓食堂。 夜は気軽にお酒が飲めるムードもあって、ふたりの時にはよく来てた。 日本全国に同じ名前の店がある。 飲食テナントビルやショッピングモールなんかに多くて、ここが本店ってことになっているけど他のお店とここではまるで味が違うんです。 ここの料理は韓国出身の調理人が作ってる。子供の頃から慣れ親しんだ料理を勘や経験で仕上げてくれる。他のお店は誰でも作れるような仕組みで作った料理で、だか

アップルパイの前菜にスライダーをたのしむ

なぜだか突然、アップルパイを食べたくなって「バビーズヤエチカ」。 思い立ったらワクワクしちゃって、開店とほぼ同時の到着。朝の10時のちょっと過ぎ。 家から地下鉄一本で来ることができるアメリカです。誰も座っていないベンチチェアを見ると本当に旅行をしている気分の浸れる。 80席近いサイズでサービスレストラン。パスタもご飯も扱わないという潔さがボクは好き。 目当てのアップルパイをおいしく食べるためにメインは控えめ、スライダープレート選んでたのむ。 お供はコーヒー。 大きなマグ

お好みどおりのざくろのお昼

ざくろにきました。松屋銀座の隣のビルの地下一階。 エスカレーターの上に地下のお店のサインボードがあるのだけれどそこがちょっとギリシャ神殿風にみえ、贅沢で非日常的な何かが地下に待ってるみたいな感じがするのがたのしい。 昔はカレーのトップスもあったんだけど、ケーキの売り場を残して閉店。地下一階は全部「ざくろ」になっちゃった。 見事に作り込まれ丁寧にメンテナンスされた空間。こういう造りのお店は最近少なくなった。 ここのサービス係の女性スタッフはみんなキリッと凛々しく背筋が伸びて

オージーなメキシカン、アメリカンなチャイニーズ

ときおり無性に食べたくなるのがメキシコ料理。 そういうときはたいていいつもレストラン的料理じゃなくてストリートフード的なものを食べたくなる。 「グズマンイーゴメズ」に行こうと思って渋谷。 今日も陽気なおじさん2人の絵に出迎えられる。右側のおじさんがタナカくんにちょっと似ていて、「元気でやってる?」って声をかけてお店に入る。 随分にぎやか。 渋谷の町の外れにあっていつも空いてた印象があった。ところが今日はほぼ満席。好きな店が流行ってくれるのはうれしいコトです。 エンチラーダが

ビーフン東。はじめてのスープかに玉

おいしいビーフンを食べたくなって新橋駅前の「ビーフン東」。 いつも変わらず人気の店で開店10分前にして前に7人。行列につきのんびり待っていたらたちまちボクの後ろに長い列。 5分前に中華鍋をお玉でひっかく音がしておいしい匂いが漂ってくる。 開店と同時に満席、カウンターに座り目の前の厨房を見ると調理人が5人キリッとスタンバイ。いいお店って開店と同時にエンジン全開になる。ワクワクします。 いつもは五目焼きビーフンを選んでたのむ。今日はちょっと変わったものをと蟹玉ビーフンを汁でもら

バターミルクパンケーキにベーコンエッグ

バターミルクパンケーキを食べたくなった。 それで原宿の「サンフランシスコピークス」にくる。 好きな店です。気持ちがはやる。お店の前に着いたのが開店時間のちょっと前。「Sorry we’re CLOSED」ってサインがあった。 お店の写真を撮ってたら「おひとりですか?」ってお店の人がやってきて、サインも「we are OPEN」につけかわる。 オキニイリのカウンターの一番端をもらって座る。 いつも右側にタナカくんがいた場所です。 お店をパシャり。サンフランシスコのユニオン