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サカキシンイチロウのおいしい手帖

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おいしいお店。おいしい料理。 愛着があってずっとこのままでいてほしいなぁ…、と心から思える宝物みたいなお店や料理を紹介します。
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2022年9月の記事一覧

神保町のキッチン南海。1時過ぎの贅沢

ひさしぶりにキッチン南海にやってくる。 神保町随一の商店街、すずらん通りのお店が閉業。若い人たちが暖簾を継承してできたお店でかつてのお店同様、人気があってにぎわっている。 かつてのお店があった場所。隣にあったおむすび屋さん。向かい側にはスヰートポーズって餃子のお店があったけど、それらまとめて今はない。 ここにしかないお店が次々閉業し、チェーンストアが目立つ通りになっちゃった。それでシャッター街にならずにすんでいるのはいいことなのかもしれないけれど、なんだかさみしい。 日本全

リッツボンはおむすびスナック

土曜日。遅めの朝ごはんをとリッツボン。おむすび食べつつ、マダムとよもやま話をいたしましょう…、とウキウキしながらやってくる。 開店直後でボクひとり。オキニイリのカウンターの角に座ってのんびりします。 おむすびの種類は全部で20種類ほど。季節のメニューもあってどれもおいしげにみえるのだけど、家を出るときからもう食べるものは決まってる。 梅のおむすびにスパムおむすび。 唐揚げひとつに卵焼き2個。卵焼きは砂糖と塩で甘く味付けしたのを選び、それに野菜の漬物がつく。 お味噌汁がその

焼鳥4本、ご飯にのせて…。

家の近所に「とり仟」って焼き鳥屋さんがある。 京橋に「伊勢廣」って老舗焼鳥専門店がある。鶏肉の卸し業からはじまった店で、銘柄だとか焼き方だとか蘊蓄がましい店が多い中にあってほどよきおいしさを守る姿勢が好きで贔屓にしてた。 鶏肉好きにタナカくんも好きなお店で、特にランチの焼鳥丼が手頃で手軽で好きだった。 そこのニューオータニの支店で働いていた人が独立、開業した店なんだ…、と聞きつけはじめて来たのは5年前。 住所を頼りに探すもなかなか見つけられず、しばらくウロウロ。オフィスビ

こしがなくともうどんは旨い!

おいしいうどんを食べようと、中野までくる。 中野ブロードウェイの地下一階の「うどんや大門」が目当てのお店。 オープンの10分ほど前にお店に到着。 開店待ちの行列がすでにできてて、4人目についてのんびり待ちます。 厨房の中では仕込み作業が着々と。お湯を沸かしたり、麺をしめるためのシンクに氷をガラガラ入れて冷やしたりと見てるとお腹がすいてくる。 仕込み作業が落ち着いたところで、お店の人が外に出てきて注文を聞く。 先日食べておいしかった「釜あつうどん」の小を注文。 ちくわ、れ