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おいしい食べ物、たのしい食べ方

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おいしく食べてやろう。 たのしんでやろうと思うと、いつもの料理、いつものお店も違ってみえる。 飲食店を嫌いになるのはもったいない。
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2024年5月の記事一覧

顎においしいそばで夜

顎においしいそばを食べようと新丸ビルの地下の「酢重正之楽」にくる。 人気でいつも行列なのネ…、実は先日、昼に来たら20人ほど行列してて時間の都合であきらめた。 おいしい。 それに極太そばで食べごたえも腹持ちもよく、なにより丸の内価格と思えぬほどよき値段がいいのでしょうネ。 夜も行列。3組5人が待ってらっしゃる。10分ちょっとで席につく。 コの字型のカウンターだけ。昔は調理がちょっともたもたしていて待たされることがよくあった。最近は調理手順がしっかりしたのでしょう…、5分かか

肉の万世。ここがあらたな本店になるんだろうか…。

秋葉原の万世ビルが閉館した。 万世橋のたもとにあって、全フロアが肉を扱う小売や飲食店が入った肉の殿堂的なビルだった。 肉のファミリーレストランやステーキハウスに鉄板焼き。しゃぶしゃぶ、焼肉とここにくれば「肉を食べたい」って気持ちが必ず満たされた。取り壊しになるのかなぁ…、工事囲いが出来ていました。 場所をうつして最近、レストランができたと言うので来てみます。 ガラスの箱のようなビルの3階を丸ごと使った大型店で、店のムードはほどよく高級。悪くないな…、ってホッとする。 白い

神田まつやの天なんばん

淡路町の「神田まつや」でお昼。人気の店です。おやつどきにしてほぼ満席。 インバウンドさんが3割くらいはいらっしゃいましょうか…、英語のメニューと首っきり。思う存分なやみながら注文を決めていくのがほほえまし。 お店の人は「ご注文がお決まりの方から伺います」といいながらテーブルの間を歩いてる。いつも「天南ばん」と決まっているからそう伝え、しばらくのんびり。 10分かからずやってくる。 そばの上に天ぷら、長方形に整えられた白ネギ、柚子の皮がひとかけ。ネギは別添え。おいしい香り

スライダーをチーズケーキの露払いにする

おいしいチーズケーキを食べたいなぁ…、って思ってバビーズヤエチカ。 チーズケーキをすきっ腹に入れてもおいしくないので前菜がわりにランチメニューからスライダープレートを選んでたのむ。 スライダーがすっかりサラダに埋もれてて、サラダプレートじゃないかって思うほどに野菜がたっぷり。バンズの間にもリーフレタスがどっさり挟まっていて、グリーンサラダのスライダー添えって風貌。 健康的な前菜だよね…、ってニッコリしながらまずは葉っぱ野菜を全部お腹におさめてく。 お皿の上にはスライダー

ブタさんとグラタン

そういえば浅草橋から浅草にいけるんだよなぁ…、って朝ごはんを食べながらぼんやり思う。 その行き方で浅草に行ったことはない。 これまたいい機会だな…、って思って浅草。 ひさしぶりの「リスボン」に来た。 看板にはコック帽をかぶった豚さん、洋食、カツレツ、リッツボン。 この看板にひかれてタナカくんと一緒に何度か来たことがある。 薄焼き卵でくるんだオムライスがおいしくってネ…、それにグラタンも好きだった。 トースト付きのグラタンっていうのがあってネ。ほどよい量で天ぷらそばを食べたあ

昭和の空気にクラブチューンがまじる朝

病院の定期問診が早くすみ、朝ごはんをどこで食べようって思案する。 最寄り駅は信濃町。中央線の各駅停車がとまる駅。西に向かえば中野、あるいは高円寺。「コーヒーロード」や「ばらーど」がある。そのどちらかでと思いながらも最初に来た電車に乗ろうと思ってホームに降りていく。 やってきたのが東行き。えいや!と飛び乗り、乗って行き先考えた。 そういえば浅草橋に気になっている喫茶店がある。 いい機会だから行ってみようと思った。気になっていたのは「ゆうらく」と言う店。駅から3分、昭和なビルの一

シティベーカリー。いちごのパフもおいしいネ!

今日の東京駅周辺はすごいにぎわい。 新幹線口側の地下街なんて溢れるほどの人に真っ直ぐ歩けないほど。人の移動が本格的になったのでしょう…、お店はどこもにぎわっていた。 駅舎を跨いで丸の内側にいくとちょっとのんびりしてて、オフィス街の週末って感じがするのにホッとする。 シティベーカリーで軽くお茶兼甘いもの。 大好きなシューパフが季節限定のストリベリーパフになってる。アイスコーヒーのお供にします。 ゴツゴツした頑丈なパフ。薄く貼られたビスケット生地に粉糖、乾燥させたいちごの粉が

開店直後のそば屋のそば湯は少々残念。お勉強

蕎麦にしようと「渡邉」にくる。 新宿西口の電気街の中にポツンとあるお店。民芸調の造りの店で雰囲気しみじみ。 お店の真ん中にそば打ち場があり開店同時に何人前かの蕎麦が完成。続いて蕎麦の種をひたすら練って鍛える姿を見ながら待ちます。 たのんだのは「しらすそば」。 5分ほどで料理は完成。そば湯の入った土瓶と一緒にやってくる。 四角いお皿にこんもりと蕎麦。 茹でたしらすがたっぷり添えられ、わかめとしいたけ、大根おろしが盛り付けられてる。徳利の中にそばだれ、そば猪口が並んで昼のひ

広島、国泰寺のお好み焼きはカリカリでクニュクニュ

広島のお好み焼きを食べたいなぁ…、と思って飯田橋。 「花子」という広島の国泰寺町に本店のあるお好み焼き屋さんの東京支店にやってくる。 案内されたのはカウンターの一番端っこ。 開店同時にやってきたからファーストゲスト。 「国泰寺焼き」というここ独特のお好み焼きがあってそれが目当て。かいわれ大根や生姜、大葉をのせて仕上げる「かいわれ国泰寺焼き」というのに惹かれてたのんでみます。 まずはサラダにおひやがやってきて、それをゆっくり食べつつ待ちます。 眼の前の鉄板の反対側の端に生

岐阜の福鮨し。家族のお寿司

昼、「福鮨し」という家族経営の寿司屋にやってくる。 ゆったり6人座れるカウンターにテーブル2つ、座敷に2卓。 大きすぎず、小さすぎずの居心地よい店。 カウンターの中ではご主人のおじぃちゃまとお孫さんがたのしげに働いている明るいムードも気持ちいい。 コロナ前に何度か来たことがありました。 当時は10種類ほどの惣菜が置かれてそれを取り放題というサービスが人気だった。 コロナをきっかけにそのサービスはなくっていて、代わりに前菜料理の盛り合わせがまずやってくる。 茄子やちくわ、

旬と手業を心置きなく味わった夜。雅味近どう

今日は岐阜。ひさしぶりに「雅味近どう」。 いつもの座敷に案内されて、おしぼりで手を拭いながら、あぁ、戻ってきたなぁ…、ってしみじみします。 オキニイリの店。 それにしても明るくなった。いつもと同じ時間の電車でやってきて、空がまだまだ明るいことに季節を感じる。 今日はこちらをご用意しましたと小さな水槽が運ばれてきて、鮎が泳いでいるのに再び季節を感じる。 見ると同時に「あぁ、おいしそう」と思ってしまう。なんと殺生なことでありましょう。そんな気持ちが伝わったのか、鮎がバシャッと

ヴィーガンは健康的というわけでは一概に言えない…、というお勉強(笑)

友人との約束が新宿から銀座に変更。 それで再び有楽町。 待ち合わせまでの時間にちょっと仕事をしておきたくてブルックリンロースティングカンパニーにくる。 この界隈で電源が完備されていて気持ちのよい店といえばここくらいしか思いつかず、それでしばらくパシャパシャ。 お供にアイスカフェラテ。 なにか甘いものもお供にしようとショーケースの中を見る。 ブラウニーやバナナブレッド、キャロットケーキとアメリカ的なケーキが揃うショーケース。 ただ最近、ちょっとお腹周りが気になってどうしようか

昼の遊猿、野菜のバフェに麻婆豆腐

ひさしぶりに「遊猿」ランチ。 夜は鉄板を使って仕上げる創作系の中国料理がたのしいお店。昼は野菜料理が食べ放題というありがたいランチがある。 野菜不足を一気に解消いたしましょう…、と気持ちも足もはやって開店同時にお店に飛び込む。ファーストゲストでございました。 まだ誰もさわっていないサラダバー。 野菜がキレイに盛り付けられてる。葉っぱ野菜に茹でモヤシ、中華風のキャロットラペに千切りにした紫キャベツの油あえ。 ざく切りトマトにポテトサラダに茄子の煮物、炒め卵に油あえ麺。 紫キ

コルネットとカプチーノでボンジョルノ

朝、有楽町で人に会う約束があって早めに到着。 朝ごはんを「イリーカフェ」でとる。 駅前のイトシアっていうマルイがやってる商業ビルの地下一階。 昔は「エスプレッサメンテイリー」って名前だった。 アメリカ的なわかりやすい名前じゃなくて、イタリア由来の名前をわざわざ使ってたのに、プロントに買収されて「イリーカフェ」って名前になった。 ウェブサイトではまだエスプレッサメンテって表記を使ってて、もやもやしちゃう。同じイタリアからやってきたセガフレードザネッティエスプレッソなんていまだ