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おいしい食べ物、たのしい食べ方

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おいしく食べてやろう。 たのしんでやろうと思うと、いつもの料理、いつものお店も違ってみえる。 飲食店を嫌いになるのはもったいない。
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2022年11月の記事一覧

肉より野菜をおいしく感じるお年頃…。

ひさしぶりに友人たちとバルバッコア。 肉を食べたくってしょうがない。 でもやっぱり野菜も食べなきゃいけない。 しかも心置きなくお腹いっぱいをたのしみたい…、ってなると頭に思う浮かぶのがこのお店。 よく使うのは新宿の店。今日は渋谷で野暮用があり、渋谷に集まり渋谷のお店。 ランチシュラスコ、サラダバー付き。さてまずサラダ。 いつもながらここのサラダバーのうつくしいこと。サラダ野菜が並べられているだけじゃなく前菜料理や熱を通した食材が並べられてて、何をどう組み合わせて自分らし

エスプレッソなソフトクリーム

おいしいもので昼のお腹が満ちてゴキゲン。 ゴキゲンついでにちょっと寄り道。新宿二丁目手前まできてソフトクリームを食べることにした。 「エイトコーヒー」っていうエスプレッソ屋さんのソフトクリームが大好きで、お昼の〆にすることにした。 エスプレッソソフトクリーム。 ソフトクリーム自体もエスプレッソ味でかなりビター。そこにエスプレッソの粉をたっぷりまぶして食べる。 舌にザラッとエスプレッソの粉がふれ、ソフトクリームのなめらかさをひきたておいしくなっていく。 なめたりちょっと齧

前回はいついらっしゃいました?ではじまるサービス

家から歩いてまもなく四ツ谷駅というところにおいしそうな看板発見。 「ビストロモンブレ」ってお店の黒板メニューボードに「ポルペットーネ」の文字をみつける。 イタリア風ミートローフとも書かれてる。 食べたいなぁ…、と思ってランチをそれにする。雑居ビルの地下の一階。テーブル6つの小さなお店。 ホールサービスは明るくたおやかな男性スタッフ。 紙おしぼりにお冷のグラスをもってにこやかにやってきて最初のひと言が「この前おこしになったのはいつ頃でらっしゃいました?」という言葉。 初め

ホットケーキにハムを挟んでサンバーグ

それにしても東京の東側にくるとスカイツリーを身近に感じる。 錦糸町駅の南側から北に歩いて、地図を頼りに路地をゆく。すると突然、視野が開けてスカイツリーのほぼ全景が目の前に。 神々しくさえ見えてニッコリ。 カメラを構えちょっと歩いてパシャリと撮って、また歩いてはシャッターを押す。 そして気づけば左手に目当てのお店が見えてきました。 「トミィ」ってお店。喫茶店。 入り口の左側に大きな窓。下にメニューの写真が貼られ、覗き込んだら大きな鉄板。 分厚くってね…、油を吸い込みテカテカ

ジャリチ!じゃりち!炸裡背!

6年くらい前のことだったかなぁ…、「すみだ北斎美術館」に行こうとふたりで計画した。 彼が浮世絵に関心を持ちはじめていた頃で、せっかくだからいつもは行かない町で食事をして帰ろうよ。 両国駅と錦糸町駅の間にあって最寄は両国。 帰りはちょっと歩くけど錦糸町まで行けばいい店が結構あるんじゃないかと、ふたりで調べた。 錦糸町って個性的な店が結構あつまるたのしい町で、迷いに迷って二軒選んだ。 ひとつは喫茶店、もうひとつが中国料理のこのお店。 ただそのときは、タナカくんの具合が急に悪くなっ

シナモントーストで朝のお腹をあまやかす

「亜麻亜亭」で朝。 バイオリン作りの名手、アマティ家の名前にちなんで「アマティ」と読む店。だからいつも弦楽系のBGMが流れてるんだけど、今日は珍しくモーツアルトのピアノ曲。 なんだかちょっとよそよそしいような気持ちがするのがオモシロイ。 大テーブルにクリスマスツリーが置かれていました。 決して大きくはないけれど、空気、気持ちがはなやかになる。 そう言えばコロナ以前と今と比べて、クリスマスツリーを飾る施設やお店の数が少なくなった。 すべてにおいて節約ムード?なんだかちょっと

月命日に肉を焼く…。

今月の月命日には肉を焼こうと思って「長春館」。 タナカくんと最後に食べた焼肉です。 2020年は春が遅くて、花見に行った新宿御苑でブルブル震えた。花見のあとにいつも行ってたそば屋がコロナでお休みで、代わりに来たのがこの店だった。 昔は毎日ランチがあった。コロナ以降は週末、祝日だけ昼営業。 人気があっていつもは開店前から人が待ってる。今日は冷たい雨のせいでさすがに行列はなし。ひとりでのんびり待ってると、ダクトが動きはじめておいしい匂いがお店の外に流れ出してく。 さぁ、食うぞ

噛んで味わう岐阜のそば

昼は岐阜の中心地にある「更科」という店。 蕎麦の名店。天ぷらそばや卵とじ、丼各種に地域柄の味噌煮込みうどんもあったりするけど、ほとんどの人が「冷やしたぬきそば」を選んでたのむ店。 11時40分くらいにお店に着いたらもう満席で、ちょっと待ってお店に入る。 冷やしたぬきそばと注文すると、あっという間に料理が出てくる。 作り続けているからでしょう。正真正銘できたてで、名物料理が売れ続ける専門店のスゴさを感じる。 丼にそばに甘辛煮込みの油揚げ、天かすにネギと具材はシンプル。口が小

オールタイムモーニングサービスという禁じ手

朝、岐阜らしい朝ごはんを食べに行きましょうと「ヴァリスタ」という店にくる。 喫茶店のモーニング。 岐阜式だから飲み物を注文すればただでセットがついてくる。その種類が豊富でサンドイッチやおむすび、トースト。サンドイッチやトーストは具材がいくつかの中から選べて、都合10種類ほどから選べたりする。 すごいネェって感心しながら、どんな飲み物があるんだろうとメニューを手に取り、表紙をみたら「オールタイムモーニングサビス」って書いてある。 どういう意味かにわかにわからず、しばらく思案

秋から冬に移ろうゴチソウ…、雅味近どう

新幹線でのんびり移動。岐阜に到着。ひさしぶりの「雅味近どう」で夜とする。 最近、しばらくご無沙汰で前回来たときには鮎を焼いて夏を満喫。 秋の盛りを過ぎた今。秋から冬への移ろいたのしむ夜となる。 稲穂を飾った先付けの桶。 柿の器には柿の白和え。胡麻を丁寧に練り上げた豆腐はむっちり、粘りとろける。滋養のゴチソウ。 甘い卵焼きに昆布締めにした鯛の押し寿司。すっぽんのスープで炊いたおからがそろいお腹の入り口開かせる。 フルーツほおずきを食べるとプチュンとはぜて酸っぱく秋の香りにウ

家の近所で過ごすチートデイ

昼になってもふらふらしちゃう。とは言え一日、家にいるのもつまらない。なにより冷蔵庫の中がさみしく買い物しなくちゃ食べるものにもこまっちゃう。 それで近所をぶらっとします。お昼を南昌飯店で。 お店に入ると10人ほどが酒盛り中。 おかあさんは忙しげ。 今日のおすすめ定食の「豚肉とキャベツの味噌炒め」を中心し、いつもならばもう一品の追加注文をニコニコ待つとこ、そそくさ厨房に向かっていった。 忙しいのは良きコトですな(笑)。 厨房も忙しそうで、しかも雨が降りそうな空。出前の注文ま

玉子パスタにグレイのトリュフ

昼はトラットリア・ラ・タルタルギーナってお店で会食。 神楽坂の坂道をひたすら登りきった先。住宅地の中にひっそり佇むお店。 タルタルギーナってどういう意味?って調べてみたら「小さな亀」って意味だった。英語で亀はタートル、あるいはタートイス。フランス語ならトルチェでござる。よく似てる。 軽いおまかせコースをたのむ。 まず前菜の盛り合わせ。 モツァレラチーズに熟れた柿。牡蠣のフリットにカラスミあしらうダブルカキ料理が主役をつとめる。クラッカーの上に山羊のチーズとハチミツ。生ハ

地域に根ざしたセルフカフェの朝

神楽坂で朝をはじめる土曜日。コパンによった。 セルフサービスの気持ち良い喫茶店。神楽坂シュークリームなんて人気のお菓子もあったりして坂道の町に疲れた足の休憩スポットとして一日にぎやか。 土曜の朝もご近所さんでほどよくにぎやか。明るい空気がオゴチソウ。 朝のセットが4種類。 スクランブルエッグにトーストセット、ホットサンドにホットドッグ、ワッフルプレートとたのしく迷える良き構成。 ホットドッグのセットをたのむ。 15年ほど前かなぁ…、一時期ホットドッグに執着していたことがあ

スマートでクールでおいしいオイスターバー

ひさしぶりの「オイスターバーワーフ」。ランチタイムが終わる寸前…、ほぼおやつどきにかけこんだ。 新宿のバスタの一階、ニュウマンのフードホールの中の一軒。ベーカリーレストラン、アメリカ料理のレストラン、寿司屋にスペイン料理のレストラン、そしてこのお店。 一応全店制覇した。人気があるように見える店ほど料理がパッとしないのが不思議なところ。 一番料理が口にあうのはこの店…、かなりのオキニイリ。 年中生牡蠣が食べられるようになったと言えども、やっぱり今の時期の牡蠣が格別で、牡蠣の