床面

この背の丈の 地平線
見上げてみよう 大の字で
見えない巨人が 傍らで
わたしの肩に 息をする
こころの中の 水平面
見透かしてみよ その色で
天球面が 彼方から
わたしの胸を 照らすのだ
たしかに見える 一言を
踏み締めここで 背伸びする
たしかに匂う その跡を
抱きしめてまた 眠るのだ

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