真空

わたしの部屋の まんなかに
静けさ一人 座っている
わたしのこころの まんなかに
風穴ひとつ 空いている
両手で掬う 冷たさを
手探り口に 含むのだ
わたしのいきる この時は
きっとあなたも 持っている
わたしの消える その時も
この感覚が あるといい

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