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スポーツ競技のスタートアップ

応援したいスポーツ。手前味噌ながら、自前で運営しているNEWスポーツ<フラッグハント>を応援したい。いや、してもらいたい。

ゼロから立ち上げるスポーツ競技

 私たちフラッグハント協会は、ちょうど10年前に有志の仲間たちで、こんなスポーツ有ったら面白くないか?という茶飲み話を起点として立ち上がったスポーツ団体だった。

 元々、私はサバイバルゲームが大好きで、御徒町や上野、秋葉原に出向いては、ミリタリーショップを訪ね、ガチなBB弾銃を購入し、迷彩服に身を包み、戦地(千葉県の野山)に赴いていた。当時から、サバイバルゲームは盛んで、参加者は、昼間は普通(むしろアッと驚く一流企業や資格保有者)として働いている、所謂フツー(いや、結構きちんとしている人)が多かった。そんなこんな、私は、野山を駆け回り、サバゲ―に明け暮れていたが。ふと、これって、エンターテイメントなのか?スポーツなのか?素朴な疑問にぶつかり、スポーツだったら、どんな形になるんだろう。と思い、フラッグハントを設立するきっかけとなった。

ルール作り・仲間作り・ファン作り

 そんな流れで始めた、スポーツ競技作り。元々サバイバルゲーマーと呼ばれる人は沢山いたので、競技人口は一気に稼げるだろうという楽観的な見立てはあったが紆余曲折を経た(これは次回以降・・。)。進化する過程で、所謂必勝パターンという勝ち筋を見つけるに至ったが、その要素のうち、

 今回は、スポーツは、<市民権を得る>べし!という点を詳しく説明したい。

市民権を得る

ここは、とても重要な要素であった。現在フラッグハント協会は、

①どこでも

②誰でも

③いつでも

という3要素をトコトン大切にしている。まず、どこでも。という観点。サバゲ―に見られるシューティングスポーツは、屋内外問わず、とにかく施設に対する設備投資が莫大なものであった。野山であれば私有地が必要であるし、市街戦だとすると屋内施設で、適度な障害物などをアセットとして設けなければいけなかった。

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 しかし、フラッグハントは、エアーバンカーという1メートル立方体の障害物を点対象にフィールドに敷き詰め、即席なフィールドをいつでもどこでも作ることが出来る。(もちろん、移動可能)ゆえに、フットサル場やスポーツ施設、はたまた企業の会議室の一室でも行い、その間口の広さゆえ、引き合いも加速度的に増えていった。*設備や施設に紐づかないというフロー型ビジネスの利便性は非常に重要であった。

 次に、誰でも。という観点。これも大切なポイントであった(結果論)。フラッグハントは2年前から、赤外線光線銃を使うことで、更に進化したスポーツである。テクニカルな話だけで言うと、BB弾(エアソフト)銃は、その多くが18歳未満使用不可であるし、ぶっちゃけ当たると痛い。しかしながら、このフラッグハントは、装備さえ持てさえすれば、子供から大人まで、みんなが誰でも楽しめ、そして安全なスポーツということで、爆発的に競技人口が増えた。

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 加えて、誰でも。という観点で、老若男女の誰もがすぐに出来るのに加え、勝敗に、体力差/経験差に優劣の関係がないという点が良かった。

私個人で言えば・・、

 例えば、企業のレクリエーションでフットサル大会があったとする。みんなで楽しめるスポーツなのかもしれないが、やっぱりサッカー経験者は一段上手い。自分はドリブルやボールさばきは出来ない。経験者は少し手を抜いてくれたり、女性がいたら、尚更、柔らかいパス回しなどの展開になる。そう、みんなで楽しめるといいつつ、やはり経験差がある。みんながいれば、それがスポーツではなく、レクリエーションとなってしまう。

 フラッグハントは、所謂テクニックや経験というものが無く、いかにチームプレーが出来るか、連携・意思疎通が出来るか、攻守のバランスが取れているか、などのチームスポーツであり、子供は小回りが利く動き、はたまた予想だにしないアタックなどを行う。ご高齢の方は、ジイっとスタートラインの障害物から動かない。だけれども、動かないということも、また強みなのだ。動かなければ、相手はじれる、頭を出す。じれたところをヒット。という訳だ。運営者でもあり競技者でもある身からすると、子どもにも負けるし、おじいちゃんにも負ける。悔しい。いつも全力で勝負する。もう、レクリエーションではないのだ。

 適材適所、それぞれの役割を持って、誰でもすぐにできることもこのスポーツの魅力である。

 最後に、いつでも。という観点。これは、どこでも。とも通じるのであるが、フラッグハントは、土日に加え、夜のナイトゲーム。も行っている。その機動力を支えているのが、コンパクトな資材である。スポーツとしての汎用性・拡張性のポイントは、好きな時に、好きなようにやれる。という機動力。フラッグハントは、1000人規模のイベントを運営するにしても、車バン1台に、全ての装備を詰め込み、あっという間に持ち運び、遊ぶことが出来る。我々スタッフは日帰りで東北や中部に出向き、その足で撤収して帰ってきたりもする。

 以上、市民権を得るための3要素は、いつでも、どこでも、誰でも、を備えるフラッグハントは、絶賛競技人口を増やしていっている。

願わくば、アシックスさんにも是非是非私たちのスポーツを支援・参加して欲しいものである!!(いや、お願いいたします~涙!!)


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