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棋歴一ヵ月のリーダーによる三鋭戦自戦記vs九十九怜(おひとり様チーム1)

※なにこれ!

4~5月にかけて実施された級位者限定チーム大会「三鋭戦」の自戦記です。
私は「棋力を上げて物理で殴る」というチームで
リーダーとして参加しました。
「なにこれ!」は主催者パロディです。
みのべさんのnote、スキ。

なお、メンバーを全て私が声掛けして集めた経緯があったため、「棋歴1ヵ月」×「リーダー」というスプラトゥーンのふたつ名でしか見かけなそうな大変不安しかない肩書の組み合わせが発生しました。

※将棋を始めた際の自身の記事を開始時期として計算しています
当時の記事はこちら
https://note.com/sakaki6/n/nb657cb6687f5

〇対局情報

対局日:2024年4月21日(金)19:00〜
ルール:持ち時間5分+3秒フィッシャー

「棋力を上げて物理で殴る」vs「おひとり様チーム1」
先鋒:×入間いずも 〇野っ太郎
中堅:〇R氏の達磨 ×まるさん

先手:逆木碌
後手:九十九怜

配信アーカイブ(本配信は裏卓のためなし)

https://www.youtube.com/live/VxAG7nWSM8o?si=i5U9V5VeZ02MVzAr

棋譜

〇対局前

先鋒戦はいずもくんが5分+3秒フィッシャーへの意識と緊張により力を上手く出せず悔しい敗戦。

中堅戦では本来振り飛車党の達磨さんがまさかの棒金を選択。
やや咎められて苦しい形になるも、どうにか逆転して全ては大将戦に委ねられた状況。

ある程度覚悟していたとはいえ、初戦からプレッシャーが掛かる重要な場面での登板となりました。

〇対局内容

・17手目 ▲26銀

当時はなんとなく棒銀して良さそうな気がするな~というあまりにも感覚で指していたため後付けの理論ではあるのですが、△32王を見て角を引かないと活用しにくい形であり銀交換まででも一定の効果がありそうと踏んで棒銀に構えました。

・31手目 ▲34歩

右桂を跳ねて銀桂で2~4筋を紐付けた上で3筋を突いた盤面。

この段階で金銀どちらで取っても次の35歩打で詰むため取れず、銀を引いた場合には王が角道にいるため44歩が非常に厳しく既に先手勝勢のようでした。

実際は相手の形が明らかに窮屈そうだから紐付けて押し上げれば棒銀通るんじゃね?という浅っさ浅さの思考。
まあ時間無かったからね、緊張もしてたしね。

実戦は△44金と取ってきたところで初めて▲45歩打で金詰んでね?と思い至ったのでした。

銀引きに角道通す手が当時の私に見えたかは相当怪しい。

・53手目 ▲61角打

既に勝勢ではあるのですが既に残り時間は両者1分ほどとなっており、まだ詰み自体はなさそうな盤面。

相手の飛車が大変邪魔で詰め方がよく分からず、一旦の角打ち。
当時は裏目はなさそうだから一回飛車を虐めて手番を渡したいと思っていました。

実戦譜でも起きましたが、次の32銀に対して同飛or同王に43馬成が目的で、次に相手の精一杯の嫌味付けである65の桂馬を馬で一回取って分かりやすい盤面にすれば稚拙な寄せでも流石に届きそうという
消極的な理由で打ちましたが悪くなかったようです。

・73手目 ▲32龍

はい一手詰めを逃しました。
正しくは43馬or金で即詰みです。
まああと30秒無かったですからね。

・73手目 ▲33馬

また一手詰め逃してます。
正しくは41飛打で即詰みです。
流石に許されませんね。
5手詰めハンドブックじゃなくて1手詰めをするべきじゃないんですか先手番さん????????

という訳で終局図。

〇本対局の感想

詰め逃しまくってますね。
流石に一手詰め二回逃しはちょっと大罪。

真面目に振り返ると以下の二点が勝因かと思います。
・相手の囲いを見てあまり形が良くないと判断したこと
・歩突きを放置を結果的にはほぼ最善で咎められた

結果だけ見ればやや怪しいところはあれど快勝譜ですが読みとしては相手より劣っている瞬間も確実にあったと思われます。
それが本局では結果的に相手の最大限の頑張りが
こちらの想定と運良く合流した事で誤魔化されている節はありました。

何はともあれ嬉しいチーム・個人ともに初勝利。
これが最終的に自身の唯一の勝利であり、
予選の結果が大変愉快なことになった原因その1となるのでした。

p.s
九十九さんがこんなことを言ってた。

大丈夫!!!!!
全然一発入りうるよ!!!!!!!!!
頑張って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
応援してる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

味方が強いのに自分が全然勝てないの本当にしんどいよね….
予選終わったあと私がどこかでもう一個勝ててれば決勝だったから
悔しいやら悲しいやらでメンタルぐちゃったもん。本当に頑張って欲しい。

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