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【第六話】日舞オンライン稽古を受ける側の実情|しがない勤め人、国立文楽劇場で藤娘を舞う

自室を必死で片付ける

前話は、
緊急事態宣言下でもお稽古を続けるためにおっしょはん頑張ったの巻
であった。

お稽古をつけてもらう側、私はどうだったのか?

機材は豊富にある。ipadが大中小各1台、iphone2台。
(マカーな家人からお下がりがバカスカやってくる。ありがたい。)

そうだ、ipad用のスタンドがあるといいなぁ。
サンコー通販でポチポチっとな。

これでバッチリ~
あ、そうだ。おっしょはんにはどんな風に見えるのかな?
インカメラで映してみよう。

・・・

うっうっ・・・<敗北感でくずおれる
なんじゃこりゃ?!
カメラには部屋の中のあれもこれも映っちゃってるじゃないですかー!!!
生活感にあふれて生々しい、恥ずかしい・・・

私は自室の6畳間を必死で片付け、なんとか2畳分の畳を確保。
(一時的に廊下に何もかもおっぽり出した)

どうしても映ってしまうブサイクなものには風呂敷をかけたりして、
なんとか体裁を整えたのであった。

畳は不利?

そしてむかえたオンライン稽古初日。

「あら、和室ですか。いいですね~」

よかった、カモフラージュ成功・・・

「でも、すり足で畳、傷んでしまいますね」

え?!それはマズい!

こないだ大家さんにお願いして、
入居以来初めて畳表を交換してもらったばっかりなんだよー
(十数年お家賃据え置きにつき、あまり文句を言わない良い店子でいたい)

私はお稽古終了後、ソッコーで畳の上敷きをポチっとしたのであった。


(通販会社および運送会社のみなさまに感謝)

(続く)

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