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12月30日、「NHKを議論する:ゲスト西田亮介氏」19時より配信します

なかなか続けて配信できていない、新メディア酔談ですが、12月30日(金)19時から次回の配信をすることになりました。前回11月2日に「映像の世紀バタフライエフェクト」の寺園慎一さんをお招きした配信の際に「今後は月一でやりたい」と言ったのですが、一応その翌月です。一応ですけど。

次回は、というか次回からNHKの今後を議論したいと思っていました。ゲストをどなたにするか悩んでいたらパートナー・熊田安伸さんが「週刊プレイボーイのNHK特集に西田亮介さんがコメントしている」と教えてくれました。西田さんがこうツイートしていたのです。

なるほど、西田亮介さん!熊田さんは面識があるのでお願いできるとのこと。そこで恥ずかしいけど週刊プレイボーイを買いました。コンビニで女性店員に差し出すのも恥ずかしいし家族に見られると誤解されそうですが、高校生の頃とは違う意味の勇気を出して何十年ぶりかで買いましたよ。特にグラビアの多い号で娘に不審な眼差しを向けられました。

西田亮介さんは社会学者で東京工業大学の准教授を務めておられます。1983年生まれでお若いのですが、時折メディアに出てとても落ち着いた雰囲気で話す方です。

西田亮介氏プロフィール

東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授
博士(政策・メディア)。専門は社会学。慶應義塾大学総合政策学部卒業、同大学院修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。
立命館大院特別招聘准教授等を経て、2015年に東京工業大学着任。著書に『コロナ危機の社会学』『メディアと自民党』他多数。

メディアと社会や政治との関係など、きちんと研究されていて、令和2年の総務省のNHKについての有識者会議でも構成員(霞ヶ関の会議では有識者をこう呼ぶ)として参加されていました。

そして最近はAbemaPrimeや様々のYouTube配信にも出演しています。「ひろゆき氏を論破した」と話題になっていたりしますね。YouTubeで西田さんを検索するとたくさん出てきます。

そんな西田さんと、NHKについて話そうというのが、次回配信の趣旨です。

ちょうど今月初めにはNHKの新たな会長が決まりました。また総務省の会議で再びNHKの議論が始まっています。私もこんな記事を東洋経済に書きました。

この中でも嫌味っぽく書きましたが、NHKの問題はもはや"政権寄りかどうか"ではないんです。これからNHKどうなっちゃうの?何のために存在しているの?そこから考え直さないといつの間にかなくなってしまいかねない。

イギリスではBBCが今後どうあるべきかの議論を積み重ねていて、来年あたりにその答えが出てきそうです。日本はNHKプラスでネットでも見られるようになってもなお、NHKがこれ以上ネットで展開するのはいかがなものか、という不毛な議論が展開されている。一方でNHK党のような人々がNHKは不要だと主張し、若者たちの共感を得ていたりします。実際、テレビを見ない人、持ってもいない人たちにとってNHKの存在意義は皆無かもしれません。

若者たちがテレビから離れ、ただでさえテレビ局の存在意義が薄くなっているのに、日本では放送がネットに出遅れてきたので、本当に要らない存在になりつつあるとも言えます。

でもネットでの報道や言論がまだまだ未熟な状況でNHKがなくなると、真っ当な情報が伝わるのか、知ることができるのか、大いに不安です。

NHKにとって、そして日本の健全な情報流通にとって、今大事な時期だと思うのです。でもNHKには本当に問題は多く、それも一気に解決する時期ではないかと。

というわけで、NHKを議論するシリーズ第一弾として、西田亮介さんをゲストに迎えて12月30日19時から配信します。熊田さんをパートナーに「新メディア酔談」として始めてちょうど一年、2年目のスタートです。
※この活動は手弁当でやっています。もし気に入ってもらえたら、この下のサポートからご支援いただけるとありがたいです。スタジオ代などに充てさせていただきます。


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