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[各国特許]公報を探す時、必要な情報まとめ


こんにちは!太平洋側は広い範囲で「雪」ですね。
ニュース等で見た限り、日本海側の大雪と比べたら甘っちょろいレベルの雪ではありますが、やっぱり寒いですー。あと、雪道の運転こわい。

「え?長野県民でしたよね?」と突っ込まれそうですが、
内陸の冬って、こういう感じ▽が基本形なので・・・

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「雪なし!」「快晴!」「おそろしく寒い・・・」の三点セットになります。

さて。2021/01/12の朝配信では「Espacenetでの番号検索、及び番号のフォーマット」についてお送りしました。関連記事はこちらになります。

この記事では、上記で詳しく触れることができなかった
公報を探すとき、割と必要になる資料類 について、まとめて紹介します。

はじめに「よく使う資料」と「公報」の関係です。スウェーデン公報の例でご覧ください。

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公報を見て、わからない箇所があった場合は、
上記画像にもある
・INIDコード (公報内の各項目説明)
・国コード(国名コード)
・公報種別コード(公開/登録など、公報の種類) 
  
が確認できれば、大抵何とかなります。(もしわからなかったら、酒井にメールかコメント送ってください。何とかします^^)

各種コード表(日本語・PDF版)

公報内の記載項目 = INIDコード一覧表 (INPIT)

国コード = WIPO標準ST.3(国及び機関2文字コード)(INPIT)

公報種別 = WIPO標準ST.16(特許文献の識別のための標準コード)(INPIT)

以上、必要なファイルをご参照ください^^

公報種別 (WIPO標準 ST.16)を読み解くコツ

上記コード表のうち、最初のふたつ。INIDコード一覧表と国コードは、特に難しい箇所はないと思います。(10)といえば「公報番号」、SEなら「スウェーデン」という具合になります。

ちょっと難しいのは公報種別(WIPO標準ST.16)です。

冒頭の「グループ1」は、こんな風に書かれています。

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グループ1は「特許出願」について使うグループです。
そして
該当国の特許制度に基づいて、
・最初に発行される公報に A
・二番目に発行される公報に B

と、アルファベットをつけていきます。

ですので、多くの国で A=公開系の公報、B=登録系の公報 になります。

次の「グループ2」は実用新案です。

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中国の実用新案公報で「U」を見たことある方、多いのではないでしょうか?

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以上、

・INIDコード (公報の記載内容)
・国コード(国名コード)
・公報種別コード 
 

がわかれば、Espacenetなどで的確に公報を探すことができます。

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