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すてきな先生方の紹介。(私が学んだ特許調査)
特許調査業をしてます、酒井といいます。この記事は、次回以降書こうと思っている「データベース周辺のトピック」の「登場人物紹介」です。
知らなくても、記事をお読みいただくにあたっては、特に問題ないです。私が「先生紹介」をしたいので書きます!笑。 「検索のすてきな先生」を探している方は最後までどうぞ。
今どきの調査業務は、やっぱりデータベース利用が主流です。ひとつ前の記事で紹介した「64,000ドルの質問」の講演録も、質問のあとはデータベースの話が色々出てきます。
私はデータベース検索、そこそこ長年従事していますが、データベースって新しいものがどんどん出てくるので、勉強も果てしない感じです。
日本で・日本語で学ぶことももちろん多いけど、
年々海外の先生から習う機会が増えてきました。
さて、本題!私が色々習っている先生たち紹介です。
1 ナイジェル先生 (所属:EPO/欧州特許庁)
Nigel S. Clarkeさん。EPO情報部門の職員です。ほぼ毎年、Search matters やPatent Information Conference 等で講演をされています。イギリス出身の先生です。
私にとっては「検索の考え方とか、調査の設計とか、ちゃんと調査の基本を習うならナイジェル先生だなー」って印象の方です。
また、特許情報の専門誌(・・・があるんです!)World Patents Informationの編集委員もつとめられています。間違いなく特許情報界の重鎮のひとりかと思います。
私、数年前からナイジェル先生の講演をネット視聴しており
2014年
2015年
日本語で書いたり言ったりしてもバレないだろう・・・と「サンタクロースみたいな先生」と書いてますね・・・(汗)バレたらどうしよう。
それはさておき、
「64000ドルの質問」もそうなのですが、ナイジェル先生の講義はポイントがわかりやすくまとまっている点がおすすめです。イギリス英語苦手でなければ、ぜひ動画で!
2 ステファン先生(所属:Magister Ltd社(イギリス))
お二方目もイギリスの先生です。ステファン先生。
各国の特許情報を知り尽くしてて「博覧強記ってこういう方だなー」って感じの先生です。
こちらの本
Information Sources in Patents、去年第4版が出ました!
(買いましたー!)
・・・を出された、Stephen Adams 先生です。
上記に乗せてる目次をご覧頂くと一目瞭然。
「ステファン先生、全世界の特許データを知り尽くしてる・・・!」
って感じです。
各国の公報データとかリーガルステータスのこと、ホントに何でも知ってるんじゃないかな・・・?オンライン含めて、いくつか講演聴かせて頂いてますが、職人肌な印象もあります。
3 ヨハネス先生 (所属:EPO/欧州特許庁)
最後に・・・私が近年「推し」ている、EPOのヨハネス先生です。
別名「Espacenetのなかのひと」。ドイツ出身です。
データベースそのものについて、優しげな口調でロジカルに説明してくれます。「英語の講義だから、半分もわかってないかもしれないけど・・・それでも驚異的に頭がいいってわかる!おそろしい!←?」って感じです。
Espacenetリニューアルの時に出た、色々な説明動画で見かけて
「何この人!ものすごく説明がわかりやすいんですけど!!」と、青天の霹靂をくらったほどの衝撃を受けて
2019年はルーマニアでヨハネス先生の端末実習を受け。
昨年(2020)も ハーグに行くつもりだったけど、オンライン講演に振替になり・・・(コロナめぇぇ!)。動画配信を見て「この際だから、ヨハネス先生の素晴らしさを語ります!!」と騒いだりもしました。
ヨハネス先生は・・・
現行Espacenet、ほぼ毎日使うたび「これを考えるなんて・・・神?」と思います。リスペクトしかありません。あと、説明がわかりやすくて非常にロジカル。
Lecture2の「New Espacenet」の動画は、ルーマニアに行く前に「せっかく端末実習受けるんだから、ヨハネスの英語に慣れよう」と思って、50回は聴きました。
まとめ
まとめると、私としては
・検索の考え方や、組立・検索設計全般に強い ナイジェル先生
・各国データを知り尽くしてる ステファン先生
・データベースそのものをロジカルに教えてくれる ヨハネス先生
ってとらえてます。
もちろん、他にも「すてきな先生」世界中にたくさんいらっしゃいますよ!
それでは次回からときどき「私が学んできた特許調査の話」を書きます。お楽しみにー!
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