下半身の冷えにはお尻を温める
昔は、毛糸のパンツを履きなさいと特に女児は言われたもので、お尻が冷えると良くないことが沢山起こる。まだ科学が発展していない頃、昔の人は科学よりも事実を見て判断してきた。
昔の人が残した言葉や知恵は、理に叶っていることが多い。
下半身が冷え性であったり、冷たい人はほぼお尻は冷えている。
つまり、お尻が冷えないように温めて過ごすことで、徐々に下半身の冷えも改善してくる事がある。
意外と自宅にいる時でもお尻に触れると冷たく感じる事が多いと思う。
足首を温めることを意識している人でも、お尻は冷えていると言う人は多い。
「なぜお尻を温める必要があるのか?」
そこに仙骨があるから。と考えている。
仙骨の役割は、
解剖学的には、骨盤の真ん中で骨盤を安定させる事と、背骨の土台である事。
生理学的には、脳〜脊髄を流れている脳脊髄液を循環させるための運動を司る。
(ふくらはぎは第二の心臓と言われていて、ふくらはぎの筋肉がしっかりあるとポンプ作用により心臓に血液を送り返せるため、足がむくみにくくなり血流が良くなる原理と同じ。)
さらに整体的な見方をすると、
仙骨の前には、体の不要物を排出する腸・膀胱と、命を生み出す生殖器がある。また、東洋医学的に見る「丹田」とは、ちょうど仙骨の前にあると言われる。(丹田には上丹田、下丹田など沢山あるが、その中でも一番重要と言われるのが仙骨の前。)
生物が死ぬときは、仙骨が動かなくなる事で直腸の力が抜けていき、便が垂れ流しになる。
つまり直腸は生命と関係する場所であると言われるが、仙骨はさらにその生命の力を司る役割があると考えている。
お尻や骨盤周辺を温めて調整すると、足のむくみもかなりの確率で改善する。
足のリンパを流すのも良いけれど、リンパの流れが悪くなる原因が骨盤周辺にある事が多いから、
同時にすればかなり効果はあると思う。
お尻を外から温める方法はカイロでも良いけれど、丈の長いコートやダウンを着てお尻を覆うこと。女性の場合はダウンのスカートを腰に巻くのも良いと思う。
次に内から温める方法でオススメは、お尻の穴に力を入れながら歩く事。
お尻の筋肉ではなく、”お尻の穴”というのがポイント。
直腸の締める力を強めて、仙骨の運動を促し、生命力を上げる事ができる。=体温も上がる。
腸が冷えないように温かい飲み物をよく飲むことも大事。
あと、基本的に背中側は絶対に冷やさないこと。
背骨の中には脳脊髄液が流れていて、脳脊髄液は脳から脊髄、体全体の血液と循環しているため、これが冷えると体全体が冷えてくる。
そして逆に、体の前側(特に喉)は温めて過ぎないこと。
これで風邪は引きにくくなる。
イメージとしては、コートの襟を立ててマフラーを首に掛けるだけのようなマフィアの人のようなスタイルは理にかなっていたりする。(ちょっとイメージ悪いけれど・・)
今年は特に寒いようなので、足首を温めるのも良いけど、お尻を温めるということも同時にされるとより冷えにくくなると思うので、ぜひ試して頂ければと思います。
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