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北緯45度地点(西側・幌延)

OSC2023北海道への道(なかなかたどり着かない)。稚内から札幌に向かうDay 2 の最大の目的地はここでした。幌延の北緯45度の碑。地球の「ちょうどナナメ」。
前日には、東側の45度地点にあたる枝幸町のモニュメントに立ち寄りましたが、こちらは西側の端となります。
枝幸の北緯45度: https://note.com/sakaik/n/ne6a052807d2b

幌延の北緯45度地点の場所

稚内エリアから道道106号 稚内手塩線を1.5時間ほど南下した地点にあります。防雪シェルタを抜けてまもなくの位置にあります。写真は45度モニュメントの地点から北側を眺めたところ。

北緯45度モニュメント(幌延)

トンネル(シェルタ)を抜けると、道路の左右で北緯45度モニュメントがお出迎えです。

南下する側には、木でできた「45度」の角度になったモニュメントが。

北上する側には金属でできた、北緯を表す「N」の文字が、45度の角度になったモニュメントがあります。遠くに見えるは利尻富士。稚内を出てから1時間以上ずっと、走行右手で私の行く道を見守ってくれていました。いつまでもどこまでも見えるの、本当にすごい(語彙)。


北緯45度モニュメント(幌延)の測地系は


さて、北緯45度地点に来て感動しているところですが、ここは本当に北緯45度なのでしょうか。GPSロガーに聞いてみましょう。

結果は、北緯45度0.134分。 これは枝幸の45度(道路上に作られたほう)とも一致します。ぱっと見た感じだと、日本測地系では?というくらいのズレですね。

計算してみます。
北緯45°00.134′ は、度に直すと、45.002233…度になります。これはGPSで得られた値なので、これを世界測地系として日本測地系に変換すると、北緯 44.999990497 度になりました。ちなみにこのGPSで有効桁末尾を1だけインクリした 45°00.135′ は、45.00225度、日本測地系に変換すると 45.000007200 度になるので、GPSロガーの有効桁数の範囲でかなり正確に「日本測地系の北緯45度」にあたる値が得られたことが分かりました。

ちなみに、日本測地系の北緯45度は世界測地系で 45.0022428度となります。

その他の写真集

木のモニュメントの裏側


金属モニュメントの裏側

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