落下する 夢日記2024.3.6

 田舎の道。
 車がほとんど来ない割に、きれいに舗装された道路を、自転車で走っていた。
 前方を黒いスーツに黒い自転車用ヘルメットの男性が走っているのが見えてくる。
 僕の方が速いので追い越すことに。車は来ないので、センターラインをはみ出して走る。
 追いついて前輪が並んだところで、そこから先の道路がスパッと切れて無くなっているのに気付いた。
 直前で気付いても、何ともしようがない。そのままのスピードで空中に飛び出す。横から見ればおそらく放物線を描きながら、体感としては垂直に、落下する。
 10メートルほど落ちたところに、道路の続きがあった。しかし、道が半分、センターラインまでしか無い。横目に見ていると、黒い男性は着地に成功し、着いた道をそのまま走っていった。
 反対車線にはみ出していた僕の方は、さらに落ち続ける。もう何メートルなどという感覚すらなくなるほど落ちてようやく、遥か下に、地面が見えてきた。
 落下の勢いが強すぎてこのままの姿勢で着地すると自転車が衝撃に耐えられないのでは、と要らぬ心配をしてしまい、姿勢を横倒し、自分の体から先に地面に着いた。夢の中なので、体も自転車も壊れずに済んだ。

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