旅番組のロケ、の夢(2022.6.23)

　ロケバスに乗って、北海道内を巡っていた。
　旅番組のロケをしている。僕はスタッフなのか、タレントなのか、分からない。
　野球をしているところに通りかかった。学校のグランドではなく、地域の広い公園だった。少年野球なのかもしれない。
　いつの間にか、季節が真冬になっていた。腰まで雪に埋まって野球をしている。
　ピッチャーは上半身だけの力で球を投げ、バッターも腰をほとんどひねらずにバットを振る。当たったボールは一塁とピッチャーの中間くらいにぽとりと落ちた。雪にずぼりと半分以上埋まり、もちろんバウンドはしない。内野手もピッチャーも、球を拾いたいが雪に埋もれているので動けない。打ったバッターも、一塁に向かって走りたいだろうが、一歩も進めずにいる。
　これは試合として成立するのかと、疑問を残したまま、ここでの撮影は終わり、バスは出発した。
　犬がたくさんいる町に来た。野良犬だろうか。首輪も付けずに、そこらじゅうを闊歩している。
　建ち並ぶ家は、どれも同じ形をしている。家の前に停まっている車も、どれも同じデザインの、丸ライトの古風なバンだった。
　移動中のロケバスの中では、会話が盛り上がっているときに僕が何か言うと皆が黙る、というのを繰り返していた。どうやら僕は嫌われているらしい。