杖 夢日記2023.5.19
郊外の空き地。
周囲をしめ縄で区切った場所に、白い装束を着た少年と、取り囲むように大勢の神職。おごそかな雰囲気である。
場を清めた後、特別な道具が取り出された。上部に何かの装置が付いている、木の杖だった。
高齢の神職が、杖の先端を地面から数ミリ浮かせて、うやうやしく持ち、ゆっくりと歩き回る。見た目には、金属探知機などで地中を探っているような感じだ。
ときどき立ち止まり、おおおっ、と声をとどろかせ、杖で地面を突く。従者がすかさず、その点に何か目印になるようなものを置く。それを何度か繰り返すと、終わったときには目印が地面に長方形を描いていた。
何かしらの感応で決定した範囲に合わせて神殿を建て、その中で白装束の少年が、修行なのか何なのか分からないが、とにかく定められた期間、過ごすことになるらしい。
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