国外逃亡 夢日記2023.9.11

 夜の港。
 いろいろと、表沙汰にできないような手段も使いつつ、ようやく手配できた舟。いまからこの舟で、家族全員で隣国に渡る。
 こうして闇にまぎれて逃げ出す人が後を絶たないほど、この国は圧政が非道いのだ。
 いざ舟に乗り移ろうとすると、母が動かなくなる。ためらっているのだ。
 実は我々が国外逃亡を図るのは、二度目だった。前回は、結果的に母の行動が原因で失敗してしまった。
 だから、またしくじるのではないか、自分がいない方が上手くいくのではないか、と考えたらしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?