熱したハンダのよう 夢日記2023.3.9

 工事現場。
 ビル建設で掘った穴の底が抜け、地下の洞窟とつながってしまい、そこから怪物が出てきた。大量に這い上がってきて、現場の人たちを襲いはじめた。
 二足歩行で銀色の柔らかい体をしている。質感は、常温ではあるものの、熱したハンダのようだ。作業員が必死で振り回したスコップが当たると、ぶにょりとめり込み、体の一部がしずくになって飛び散った。地面にべちょっと落ちた感じも、ハンダごてから垂れたハンダにそっくり。
 怪物たちは次々と湧いてきて、工事現場の囲いから通りへ出て、通行人にも襲いかかる。
 そこへ、警察なのか自衛隊なのか、現代的な鎧を着た集団が登場し、怪物どもと戦闘に。
 ちょうど僕の勤め先が現場のそばだった。高橋さんという先輩と(現実で高橋という人と同じ職場になったことはないが)一緒に営業車で客先に向かおうとしていたのだが。
 我が社の駐車場が怪物、逃げる人々、バトルスーツの軍団でひっちゃかめっちゃかになっていた。高橋さんとは、はぐれてしまった。
 悲鳴、怒号、銃声、怪物の吠え声で何が何だか分からない中、高橋さ~んと叫びながら先輩を探す。僕の呼び掛けに、はーい、と女性の声で何度か返事が聞こえたが、高橋さんは男性。
 人間が怪物の体表組織で固められて山のようになっている。まさにハンダ付けされたような状態。高橋さんを見つけるため高いところに登りたいと思っていたところだったので、固められている人に、登っていいですか、と言ってみたが、断られた。


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