アレを探してるんじゃ 夢日記2023.7.1

 いろいろな動物を保護している施設。
 野生動物を主に世話しているが、捨てられた犬猫などもいる。
 外に、見かけない集団が来ていた。役人のような、研究者のような人たちだ。かれこれ数十分、施設の周りをうろうろしたり、草むらをかき分けて地面を調べたりしている。
 関係省庁の人かもしれないが、施設そのものに用があるわけでもなさそうだし、こちらから挨拶するべきかどうか考えながら様子を見ていた。
 後輩が、アレを探してるんじゃないですかね、と言った。そうかもな、と答えながら、アレを収容したケージの方を見る。
 動物保護施設だったら面倒を見てくれるだろうとペットが捨て置かれることが、たまにある。うちにいる犬猫ウサギなどは、もっぱらそうして来た子たちだ。
 また捨て犬かと思ったらちょっと違うんですけど、と数日前に後輩が連れてきたのが、アレだった。
 哺乳類ではありそうだが、どのエサを与えても食べようとしない。食欲がないだけなのかもしれないが、新種らしきこの動物が何を主食にしているのか分からないので、エサとして適していないのかもしれない。
 困ったものだが、何も食べなくても衰弱する様子が無いのが、せめてもの救いだった。
 まだ名前も無い、どころか、何という動物なのかも不明な、アレ。外をうろついている連中に引き渡すのは、よした方がいい、という予感がするのはなぜだろう。


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