ドライブ日和、の初夢(2023.1.2)

 車を運転していた。
 渓谷の中を、高い橋脚に支えられて通っている道路。まるで空中を走っているようだ。
 そんな道だから眺望は抜群である。いきいきと茂る木々に、ときおり岩壁が顔を出す。天気も良く、自分が運転するのでなければ、もっと景色を楽しめただろうとも思うが、ともあれ、絶好のドライブ日和なことは間違いない。
 しかし、この片側一車線の道路上で、今日は何かとトラブルが多い。事故やら緊急車両の往来やらで、たびたび止められる。
 それでも、率先して端に寄せて停車する運転手が多く、その分、車の流れが回復するのも早い。片側交互通行を余儀なくされる場面では、交通整理をする人がいなくとも、適切なタイミングで停車と進行が自然と切り替わる。
 余計に時間はかかったが、窓からの風は爽やかさを増したような気がした。

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