プライシングって、絶妙。




その道で食べていける人と、そうでない人。

技術的なレベルとか、
人付き合いとか、
コミュニケーション力とか、
押さえるべき点を必ず掴んでいるとか…

様々に要素はあるけれど、
自分の価値に見合った値付け&それを言えるか
言えないか(値下げしたり「いいよ」とタダにしたり)で、
僕も含めて苦労や試行錯誤が常時である人たちがいる。

自分の場合はエージェント(研修代理店)のみに
15年前にシフトしてきたので、価格はその営業さんの
腕と代理店規則で横並び(初心者講師・コーチも、
ベテランも)で決められていく。

代理店で仕事する場合、講師4:代理店6の
エージェントが多い。もちろん、営業経費かかって
いらっしゃるので実質4:4:2(経費)だろうけど。

で、講師派遣の場合、エージェントによるが
この取り分って4割から代理店によって1割、
なんなら1割以下が講師取り分という代理店もある。


★ちなみに公的機関はいまだに講師の値付け8段階表が
あって、学のない小企業代表扱いの僕は最低ランクの8で、
一緒に登壇した話のつまらない某大学教授は1で、
登壇ギャラが僕と25倍の開きがあったのは当時めちゃショックだった。


先日、二日間のコーチング研修を行い、
そこでは(自分でいうのもどうかと思うが)
感動を呼んだひとときで着地してこれた、
こんな充実した研修を受けた事がない、と。
そんな感じで頑張っている僕らに、代理店さんは様々な
対応と条件で取引(駆け引き)されているのがこの業界。


あと、講師派遣は講師のみ初見で現場へ当日向かうが、
これとは別に担当営業のアテンドが終日あるものもある。
こうなるとブランド料も含めて販売価格は上がる。

ちょっとぶっちゃけ過ぎかも知れないが、
僕はその現場を一生懸命にやるが、やはり正直、
講師費が高い所が意欲も高まって結果良いものを提供
できるし、これだけ準備して「この数時間」しか見てない
予算提示だな、と分かる現場に関してはただ真面目に
クラスを進行する結果になる。

どれくらい開きがあるかというと、
僕の関東・関西での販売価格が一日88万円(講師費36万円)、
かと思うと九州県外へ出張し一日拘束で12,000円というのもある。
[■準備にとても手間暇かかるのでめちゃくちゃな赤字]

でも、高学歴でも知名度もない商売上手でもないので、
あと上流階級育ちではないので前述高単価が集まる私ではない、
人気者ではあるが、どちらかというと参加費はかけず
欲しい情報だけ頂戴という人たちが集まる傾向の方が強い。
なので、僕がお金をかけて人を喜ばせに
行っている事が少なくないのでこの忙しさなのかも知れないけどね。

(※プロボノでやってる教育関係はこちらが逆で自前で出して
いくけれど、そうでない現場なのにこちらが費用負担しながら
受講態度がなってない某省庁(付き合い)もある。予算がない
所には優良な教育の機会が恵まれない実態が明らかな事から、
これも"お当番"と思って長年伺っている)

プロジェクト型の仕事になると、一回の仕事でなんと2桁違いの
プライスで仕事をすることもある、これ全て現実。

公開講座に至っては、総売り上げの20分の1が
講師の取り分が境の場合は多い。これは参加者が
集まるかリスクがあるのと募集コスト、ブランド代ほか
があるからだ。



いま、来年の予定押さえメールが来ているが、
果たしてこのままでいいのか、ここで思い切って
手放して間違った判断となりまさかの結末となるのか。

プライシングって、とっても難しいなぁと
毎年思いながら、今回こそはより建設的に変えていこうと
島根に向かう準備をしながら、考え中。


あなたは、何者で、
あなたのプライスはいくらですか。

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