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/imagine 2023

書くということを始めてみる

株式会社ZIZO DESIGNという会社で代表取締役とプログラマー、テクニカルディレクターをしている Takatoshi Sakaguchi です。アイディアやテクノロジーを使って、企業や社会の課題解決をすることが主な仕事です。

また、京都精華大学 メディア表現学部で講師もさせてもらっています。


始めようと思ったきっかけは

この2年で発信することで、生まれるつながりや出会いがおもしろくて(今更なのですが…)、コロナ禍明けの状況もブーストしたのか、加速度的にリアルの関係人口が増えてきました。
とはいえ、話せる時間も限られてもいて、どこかに書き置きしておけば、気になってくれた方に幾分か人となりを伝えることができるかなと… それくらいの気持ちでまずは始めてみようかと。

少なくとも、人様の役に立ちそうなことはあまり書けないと思います 笑



今年の漢字は「旅」にしていた

いきなりですが、妻の実家の風習に「年初にどんな1年にするか、漢字1字で表す」というものがあって。清水寺の「今年の漢字」とはまた違って、ちょっと面白いなーと思って(どんな1年だったかではなく、どんな1年にするかを決める1字)。
以来、結婚してからはずっと年始めに字を決めることからスタートするようになりました。

そんな2023年の年始に決めた漢字は「旅」(ちなみに小4の息子も同じく「旅」)。色んなところに顔を出していこうっていう感じで「旅」。
言葉の力をセルフ・マインドコントロールするくらい信じまくる質なんですが、2023年は最もその力が発揮された1年になった気がします。


「旅」で振りかえる2023年

ということで、ほぼ日記のような事しか書いてないんですが、多くの方に習って振り返ってみようと思います。


■ 海外案件で旅する

2-3月は海外案件が続き、タイ、ベトナム、スペインはバルセロナへ。
最後に行ったのが2019年のニューヨークだったので、4年ぶり…着陸の瞬間は、メンバーみんな無条件にテンションが上がりました…!
グローバルへの明るさは、ZIZOがまとっている空気のひとつで、今年は海外へ出向くメンバーも増えました。

MWC2023


案件にきちんとコミットしつつ、英語で現地の方々や会社と交流するというのもミッションに掲げてたので、
海外でフル英語の対面ミーティングにトライしましたが、まだまだbaby stageな自分の英語力に打ちひしがれました…


■ コミュニティで旅する

4月からは京都精華大学 メディア表現学部 にて講師として働くことにもなりました。なので、講義やゼミのある月・火は京都に。
ちなみに2022年からは国立香川大学 創造工学部にて、ゼミ生や院生たちとUXについての取り組みもしています。


元々のマインドとして、会社を家族的なものではなく、コミュニティとして捉えているところがあり、
複数のコミュニティに属して刺激を受けたり、混ざりあって何か面白いことにならんかな…と考えてました(会社の代表なので、プライマリーは揺るぎませんが)


取り組みについてはまた詳しく書ければと思いますが、選択ができるようになったり、混ざって別のものが生まれたりと「1つであること」と「2つあること」はまるで違うと思ってます。
右脳や左脳のように、目的は近しいが種類が違う2つだと、より可能性を広げると思っていて「2つある状況を作る」は無意識に設計してたりします。

実はZIZOも株式会社ZIZOと株式会社ZIZO DESIGNという2社体制で、それぞれの会社に2人の代表がいるという、あんまりない構成になっています。
ただし、計算してそうなった訳ではないです 笑


■ SNSで旅する

Xはアカウントこそ10年以上前に作っていたのですが、ずっとポストしない状況でした(めんどくさくて… )。
ただ思うところもあり、2022年くらいから主に仕事のことをポストするようになって、SNS上での会話する方がどんどん増えてきました。


その結果、沢山のリアルな交流が生まれて…もうこの業界長いですが、インターネットの力を、会社に芝生がある良さをひしひしと感じました。
今年からはZIZO公式アカウントも運用しはじめて、ZIZOのアウトプットを見ていただく機会が増えたように思います…ありがたい。


量子力学では、物質は見るまでは存在していない(非実在性という)という風に考えますが(大学の専攻でした)、それくらいの考え方で、たくさんの方に知ってもらえるように、これからも個人として、会社としても情報を伝えていこうと思います。


■ ゲストで旅する

発信が功を奏したのか、普段から聞いていた normalize.fm/ に呼んでいただき、話をする機会をいただきました。これまで出演されたゲストを見れば見るほど畏れ多いですが… 流石のメディア力で、ZIZOに興味を持ってくれる人も増えたのかなと思います。

そして!社員がひとり増えるきっかけにもなりました。


11-12月には、2つほどリアルのイベントでお呼ばれいただきました。広島は滞在時間が8時間くらいだったので、もっと長く居たかった…

マイクを顎に置きがち…


12月はiDIDの師走忘年会に。フェスのような熱気!
会場にはそこら中に海賊達(業界レジェンド達)がいました。このあと関西での新年会の流れができたのも熱い…。


大して話せることもないし、得意でもないんですが、両方とも楽しくって、来年もそんな機会があればいいなと思ってます。呼ばれたら多分どこへでも行くと思います 笑

寿司のレイヤーを一番上にしがち…


「〜で旅する」ことの良さ

どちらかと言えば出不精ですし、旅の予定が近づくと「これ、何かしらで無くなったりせんかな…」とかって思ってしまう質なんですが、それでも行きたくなるのは、そこには確実に刺激があるからです。

Helsinki, 2011


僕にとって刺激というのは言い換えると「緊張感」で、人間1人だけでは生み出せないモノのひとつだと思っています。

ちゃんと目的地にたどり着けるのか、言葉が通じるか。新しい人と相対する時、他の人と比べられる時。
瞬間的に心体がこわばり、負荷がかかって、何もしなければ掻くこともなかった恥を掻くこともあります。ただ、ずっと続くわけではない。
その時間の積み重ねが、どうにかこうにか自分をここまで持ってきてくれたように思います。

New York, 2019


ところが、以前よりストレスが明らかに減り、自分にとって心地が良いものだけを残すことが容易になった社会環境下で、日常に緊張感を見出すことは簡単なことではなく…

Barcelona, 2023


「刺激なんていらない」という方ならいいのですが、
モノを生み出したり、成長を促したり、クリエイションにとって刺激は重要な要素のひとつで、刺激を求める人にとって「〜で旅する」はいいソリューションじゃないかなって思います。


2000本収容のワインセラーを擁する、ZIZO東京オフィス "Casa ZIZO"

今年リニューアルしたZIZO東京オフィス&レンタルスペース "Casa ZIZO -studio&wine"は、人と会う刺激を生むのにピッタリな空間になっています。
ぜひ一度Webサイトをご覧になってみてください。


/imagine 2024

色々と書きながら、2024年への整理ができた気がします。
漢字も浮かんできた気がする。

  • 建築

  • 関西・大阪万博

  • 帰属感

  • とかとか

来年、少なくとも1本は書けるように(志が低い)
みなさん良いお年を。

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