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ポートレートの撮り方。その2。日中編。


さて前回から引き続き、ポートレート撮影の撮り方を書いていきます。

今回は光量の確保が容易な日中撮影についてフォーカスを当てた、初心者向けの内容です。

前回同様、大した内容ではありませんので、参考程度にして頂ければ幸いです。

よし、予防線は張ったのでもう大丈夫!


さて日中の屋外、晴れても曇りでも光量があります。
まぁ時間帯にもよりますが。
なので、カメラの設定をしっかりしないと、白飛びしまくった写真を量産してしまいます。
とはいえ最近のカメラは優秀。
モードを適切に選ぶ事で、リスクを軽減出来ます。

初心者からプロまで御用達の、Aモード(Av)にしときゃ大体大丈夫ってのは流石に乱暴かもしれませんが、

本当に大体大丈夫なんですよ。

Aモードというのは、F値に合わせてシャッタースピードをカメラ側が自動で適切な数値にしてくれるモードです。
日中の屋外は、これで大体なんとかなりますが、ISO感度も大切。

自信が無ければオートにしとけば良いです。
仕事ならダメです。

ピーカンの昼間ならISO100でも明る過ぎたりしますので、そういう時はNDフィルター使ったりして対応します。

白飛び黒潰れは必ずしも悪では無いですが、カメラ任せにすると出易いです。


さて日中ポートレート撮影で大事なのは、太陽の位置を把握する事です。

逆光撮影なのか、順光なのかは勿論、太陽の位置によって影も変わります。
季節によって変わるモノでもありますから、撮影日に太陽が何時にどの位置にあるか、事前に調べておいてからスケジューリング、撮影に望みましょう。
これを知っているか否かで、効率性は変わります。

ストロボを使用する日中シンクロ等は、背景と太陽の位置を合わせないといけないので、尚必要になると思います。

ま、知らないよりマシって事なので、頭の片隅にでも入れておいて下さい。

私は秒で忘れますが

さて太陽の位置を知るとは、影の位置や形も知るという事です。
被写体に影を落としてあげたり、被写体から生まれる影を効果的に使用する事で、より立体的な雰囲気あるポートレートが撮れます。

被写体を適切な位置に動かす為にも、普段から光と影の関係を見ておくと、当日の効率性に直結します。
スナップ写真等で鍛えると、設定も効率的に行えます。

影を効果的に使う事で、このような柄を描く事も可能です。
スポットライト風にしてみたり。
目元に繋がるようにしてみたり。
全体的に落とし込んでみたり。


モデル様も人間です。仕事とはいえ辛い時は辛いので、モデル様への負担を減らす為にも、効率的な撮影を念頭に置いて下さい。

だって裸眼で太陽を見てもらうアングルもありますから。

まさにこれ。一瞬で撮影終わらせました。


さて、ここで細かい設定の話をしたいのですが、具体的に書くと有料級の内容になってしまいますので、ざっくりした感じで書きます。
知りたい方は、有料記事をお待ち頂くか、僕の写真塾に入って頂ければ教えます。

腹黒さだけは、一人前です。

オンライン版は、制作中なので、とりあえずSNSからご連絡頂ければ対応させて頂きますので、お気軽にご連絡下さい。

さて、ざっくりした設定ですが……

状況に応じて、
SSは、1/1000以上。
F値は好みですが、F8基準。
ISOは状況次第。
ホワイトバランスも状況次第。

となります。

前置き長い割にざっくりし過ぎだろ!って話ですね。

でも仕方ない。
だって状況次第で変わるもん。

でもそれじゃ失礼。
効率的な設定の順番は書きます。

あくまで僕の場合ですが……
F値
SS
ISO
ホワイトバランス

の順番で設定します。

F値は理想としてるボケ感に直結するので最優先。
そして手振れしない、かつ白飛びや黒潰れを防ぐ為にSSを2番目。
ISOはSSやF値では対応が難しい明るさ調整の為に3番目。
ホワイトバランスは、まぁ人によってはオートで大丈夫ですが、私はK(ケルビン)指定で撮る事が多いです。
RAWで撮る場合は後々修正が容易なので、優先度は1番最後。
まぁ5000Kを基準に考えて設定すると、効率的に設定出来るかなと思います。

晴れた日中は、とにかく白飛びに悩まされます。
シャッタースピードがMAX1/4000の機種も多いので、そういう方は是非NDフィルターの活用も考えてみて下さい。

こんなスカスカ内容を数日掛けて書いてる私は、もっと効率的に書く技を学べ!

って話ですね。

ではまた次回。

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