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元宵節のお団子【前編】

2022年2月1日は旧暦のお正月でした。
新年を迎えた、ということで気持ち新たに投稿します(なんと半年ぶり)!

旧暦のお正月…中国では「春節」といいますが、長崎では馴染み深いランタンの季節です。今年は以前のようなイベントや出店はないものの、ランタンで彩られた景色と久々に再会できました。日常の風景が夢の中にいるような、幻想的な世界になる二週間。何度か鑑賞にまちへ足を運び、存分に癒されました。率直な感想を述べると、ランタンだけのシンプルな装飾だけでも十分満足でした。賑やかなのも楽しいけどね。

さて、新年を迎えてから15日間は春節のお祝い期間だそうで。最終日である2月15日は「元宵節《げんしょうせつ》」と呼ばれています。元宵節という存在は以前から知っていました。ランタンフェスティバルのパンフレットの隅にいつも小さく紹介されていたからです。お団子の写真が載っていて崇福寺で配られる……という情報を頭に入れたつもりで最終日まで覚えていたことがなく、これまで食べ逃し続けていたのです。

そんな元宵節。調べてみると元宵節で食べられているお団子は「元宵《ユェンシャオ》」・「湯圓《タンユェン》」という名前で、それぞれ作り方が異なるそう。餡を生地で包んで作るのは「湯圓」。「元宵」は粉の入ったザルに丸めた餡を置いて、揺すりながら丸めていくそう。白玉のような見た目のお団子には黒ゴマ餡などが入った甘いスイーツ系から、塩気のある肉餡の入ったものまでバリエーションも様々!


そうなると食べたくなってくるものです。
赤いランタンが頭上に所狭しと並ぶ新地中華街へ、いざ団子探しへ行ってきました。

1軒目、店員さんに「元宵節で食べるお団子はこちらにありますか?」と尋ねると
例年仕入れていたが今年はコロナの影響で仕入れていない
……とのこと。う〜ん、それは仕方ない!!
2軒目ではゲンショウセツ……?と神妙な顔をされましたが、2・3軒先に食べ物を扱っているお店があるのでそちらに尋ねてみてください、と案内していただき3軒目のお店へ。
お団子は扱いがない、とのことで次の4軒目、ここにもありませんでした。
最後の5軒目は雑貨店だったので望み薄かな?と思って入ったら、食品もたくさんあったので念のため尋ねると……やはりなく。

まぁ、このご時世だし、ないんだな!!とすんなり諦めました。
ちなみに"元宵節のお団子"がすんなり通じたのは1軒目のお店でした。毎年買いに来てくれる人もいる、という話だったのでコロナが落ち着いたらそのお店に行くのが良さそうだな……と思いました。こちらのお店、2階は中国茶カフェになっており、そちらもいつか行ってみたいです(現在まん防による休業中)。
※中華街全てのお店をまわったわけではないので、仕入れているところもあったかもしれません。

余談ですが、5軒もお店をまわったにも関わらず、どのお店も店員さんの対応が良かったのが個人的な感動ポイントでした。ご期待に添えず申し訳ないです、と何度も申し訳なさそうに言ってくださって、いやいや全然いいんですよ〜!と恐縮してしまいました。普段買い物することがない中華街でしたが、イメージがかなり変わりました。

中華街にてお団子をゲットすることはできませんでしたが、
もはやこれは自分で作った方がいいのでは……??
という思考になり、ざっと調べるとレシピを発見!
スーパーで材料を買い、作ってみることにしました。

★はたしてお団子を作ることはできたのか……!?【後編】につづきます!


▽参照したリンクは以下の通りです▽

「元宵節」の由来と習慣 【甘いお団子とランタンフェスティバル】_中国語スクリプト

【台湾春節】元宵節には元宵を食べよう! _台北ナビ


元宵節に食べる団子は「湯圓」にあらず! _台湾の情報ならお任せ RTIブログ

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