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フライパンで作れる炒飯について

こんにちは。今日はフライパンで作れる炒飯について書こうと思います。

はじめに

炒飯は、そのインターネット上におけるレスバトル誘発性能の高さで恐れられてきた料理です。
炒飯の作り方には様々な派閥や教義が存在し、日夜それぞれのスタイルがどれほど炒飯の真髄に迫っているかという激論が繰り広げられていることはみなさまもご存知のことと思います。

ちなみにぼくは「大火力中華鍋教」の信者で、その中では穏健派である「流石にIHはきついよ宗」に属しており、普段は一人暮らしに絶対に不要なクソ重い中華鍋を振るってパラパラ炒飯を作っては孤独に部屋でほくそ笑んでいます。

そんなぼくがみなさまに今日お伝えするレシピは
中華鍋なしでそれに近いレベルの本格的なパラパラ感をあじわうことのできるものです。
必要なのは
・硬めに炊いた米
・卵
・ラード
・塩コショウ
・味の素
・フライパン
・ガスコンロ

だけです。素晴らしいですね。具材は好みのものを足してください。あと香り付けに醤油とかあってもいいです。
自宅の調理環境がIHクッキングヒーターのクソザコナメクジ各位はカセットコンロでやれ。


作り方

今回の材料。2人前で作っていきます。

材料(2人前)
・硬めに炊いた米…1合
・溶き卵…2個分(小玉なら3個)
・塩…小さじ2
・コショウ…適量(白コショウがおすすめ)
・味の素…小さじ1
・ラード…5,6cmくらい
・好みの具…適量(今回はネギと煮豚)

まず、ラードをフライパンに5,6cmほど絞り溶かす。
最大火力で、薄く煙が出るまで加熱する。
そしたら溶き卵をフライパンへ。ちゃんとフライパンとラードが温まっていたらこういう下が膨らんで上は生に近い状態になる。これがポイント。
そしたらすかさず米をフライパンにドーン。
すぐにひっくり返して、ここから木べらかゴムべらを使ってほぐすように米と卵を馴染ませ、炒め合わせる。
米の塊をほぐすというイメージが大切。
白米の塊がないように、途中からは切るように混ぜる。
このくらい米と卵がバラけたら塩コショウ味の素投入。
2,3回煽りながら炒める。
あとは具を入れて
炒め合わせて
具材に火が入ったら
完成!

要は中華鍋での炒飯作り方をフライパンでできるようにマイナーチェンジしただけなんですが。
たぶん「先に卵かけご飯作る教」の教義に従うより、この我々「大火力中華鍋教」の聖典(レシピ)をフライパンと家庭用ガスコンロで再現するほうが美味しくできると思います。実際美味しそうでしょ?

このレシピのポイントは
・米は硬めに炊け
→柔らかいと米粒が潰れるし米同士の粘りが強すぎてパラパラにならん。
・ちゃんと鍋と油を熱々にしろ
→加熱が甘い理想的な半熟卵にならない。ボソボソかベチャベチャになって失敗しやすい。
 ・必要以上に煽り炒めしなくていい
→フライパンは中華鍋ほど熱く出来ないので、煽りすぎると冷めてしまってうまくいかない。味をつけるとき、具材を加えたときに2,3回煽って均等混ぜるだけでよい。
・ラード塩コショウ味の素の量にびびるな
→中華食いたいくせに健康意識するな。
・米の量は加減してね
→フライパンは底が平らで炒めにくいので、米の量が1合を超えるとまともに炒めて米と卵を馴染ませられなくなる。

などです。この辺に気をつけてればまず失敗はないかと思います。
IH(笑)を使ってやるとまずフライパンの加熱から不可能だし、あおった瞬間加熱が終わる場合すらあるのでちゃんとガスでやってください。
たぶんIH(笑)とか使ってるようなやつが「先に卵かけご飯作っとく教」とかいう邪教を生み出したんでしょうね。

おわり

今回は炒飯の作り方でした。みなさんも試してみてください。たぶんこのレシピ通りにやれば特別な器具や技術なしでも中華屋に近いクオリティの炒飯を自宅で楽しめると思います。
読んでくださってありがとうございました。感想やつくれぽお待ちしてます。

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